【レビュー】買うべき?「Apple Watch」と共に生活して分かったこと

Apple Watchと共に生活して分かったこと
僕は「Apple Watch Sport」の42mmホワイトスポーツバンドモデルを購入し、その約1週間後、「Apple Watch」の42mmホワイトスポーツバンドモデルに買い替えた。Appleが再定義する「腕時計」を手にしてから約3週間が経とうとしている。


僕は購入してから毎日欠かさず「Apple Watch」を身につけて生活している。買う前は「これまでの時計は外さずに右腕に付ける!本田スタイル!」と豪語していた僕だが、あっさりとお気に入りの腕時計を外し、腕時計の代わりに「Apple Watch」を身につけている。

買った直後の感想は以下にまとめてある。


今回は使用期間も長くなり、改めてApple Watch」と共に生活して分かったことをまとめたので、購入を検討している人は参考にどうぞ!

スポーツバンド/レザーループバンドは付けたままMacで作業できるのが良い

Apple Watchのスポーツバンド・レザーバンドは付けたまま作業できる
僕が購入した「Apple Watch」は同種類の中で最も重さがあると言われている白のスポーツバンドモデル。追加で購入したバンドはレザーループバンドだ。


スポーツバンドにしてもレザーループバンドにしても、どちらも非常に気に入っているのは付けたままMacで作業ができる点

僕がこれまで浸かっていた時計のバンドはステンレススチール製だ。Macを使って作業をする際にはバンドの部分がアームレストに当ってしまうため、Macもバンドも傷付くことになってしまう。

これまでは時計を外して作業をしていたが「Apple Watch」の場合、スタンド機能を有効活用するためには1日付けたまま過ごす必要がある。スポーツバンドまたはレザーループバンドであればMacを傷つけることなく心地良いフィット感で腕に付けたまま作業できて大変良い。


アプリはほとんど役に立たないが、使えるアプリもある

買ってからすぐに「Apple Watch」のサードパーティ製アプリはほとんど活用できないことが分かった。起動が遅く、起動しても動作がいちいち遅い。ただでさえ小さい画面で操作をしようとしているのに動きも遅ければストレスも溜まって当然だ。

ただし、それでも普段の生活の中で活用しているアプリはいくつかある。

アクティビティは可視化されるので結構楽しい

Apple Watchで歩数を確認する方法
「Apple Watch」を手にしてから最も積極的に利用しているアプリと言えば「アクティビティ」。毎日の消費カロリー目標を設定し、日頃からアクティブに過ごすことによって日々の生活に活力を取り戻す、素晴らしいアプリだ。設定した目標を達成しないと異常に悔しいのは僕だけだろうか。

何よりも色々と可視化できることが楽しい。歩数や消費カロリー、移動距離や心拍数が一目で確認できるのは「Apple Watch」だからこそ。「ワークアウト」アプリと併せて活用するとより一層楽しくなる。


Mailboxは即アーカイブできて便利

Apple Watch Mailbox App 01
個別のアプリは「容量の無駄」と吐き捨てたくなるほどアプリは全く役に立たないが、アプリから通知を手首で確認できるのは物凄く便利だ。

特に重宝しているのは「Mailbox」アプリ。通知には受信したメールをそのままアーカイブすることができるのだが、本文を見る必要がないメールが大量に送られてくる僕にとっては便利この上なし!iPhoneを取り出すことなく、ワンタップでメールをアーカイブすることができる。


Tweetbotはリプライやリツイートが確認できて便利

Apple Watch Notifications
「Apple Watch」で受信する通知は積極的に断捨離した僕だが、すぐに気が付きたいという理由で付けたままにしているのは「Tweetbot」の通知。

リプライからリツイート、フォローからファボまで全て通知されるので少々忙しないが、個人的には嫌いではない。通知からワンタップでリツイートできるのはなかなか使える。


メッセージの返信は面白いが、iPhoneで返した方が早い

Apple WatchよりもiPhoneの方がメッセージは返しやすい
Appleが押している機能の1つとして「メッセージ」アプリの様々な機能があるが、ハッキリ言って全く使わない

心拍数を送り合う意味がよく分からない。ポケットからiPhoneを取り出せば簡単にメッセージを送ることができるのにも関わらず、あえてこの信じられないほど小さい画面でメッセージを送る意味もよく分からない。

最も無駄だと感じるのは両手を使わなければ操作ができないという点。時計は片腕にしているため必然的に両手が塞がる。「iPhone 6 Plus」でもなんとか片手で完結できるというのに、両手を強制的に使わせてメッセージの送受信をするのはスマートとは程遠い。

ただ、Siriによる文字入力は意外と精度が高く、感心した。使うかどうかは別として、使えるという安心感は良い。

電池を毎日充電するのは苦ではないが、電池は改善して欲しい

「Apple Watch」の電池持ちは思いの外悪くない。普通に使っていれば1日は持つ。「ワークアウト」アプリを利用してもシャワー浴びている数分間のうちに充電しておけば驚くほど電池持ちは回復する。iPhoneと違い、充電時間が短いのは非常に良い。

ただ、使っていて気になる点も出てきた。

スタンドが欲しくなる

「Apple Watch」は最低でも毎晩充電する。ほぼ毎日走っている僕は運動後に適度に濡れたタオルで汗を拭き取り、シャワーを浴びている間充電している。

このような使い方をしているせいか、「Apple Watch」用充電スタンドが欲しくて仕方がない。既にSpigen製のスタンドは注文済みであとは届くのを待っている状況ではあるが、一刻も早く届いて欲しいと願うばかりである。

もちろん、スタンドは無くても困らない。ただあった方が格好良い。たったそれだけの理由だ。デスクの上に無造作に置かれた充電ケーブルの上に置くよりもスタンドの上に「Apple Watch」を掛けた方がオシャレだ。早く届いて欲しい。

チェックしておきたい「Apple Watch」用スタンドまとめ






電池残量を心配しなければならないのがストレス

Apple Watch Battery
確かに「Apple Watch」の電池は1日は持つ。ただ、逆に言えば2日は持たない。「ワークアウト」アプリとともに数時間トレーニングすると電池は驚くほど消耗する。センサーをフル活用していることが原因だろう。

一方、これまで1日は余裕で使い続けることができた「iPhone 6 Plus」は目に見えて電池が消耗されるようになった。日によっては20%を切ることもある。

どちらも最初のうちは「別に充電すればいいや」と思っていたが、徐々に電池残量に関して神経質になっている自分が気が付いた。

「Apple Watch」の電池がなくなってしまっては「腕時計」としての役割を果たしてくれなくなってしまうので困る。とは言え、「iPhone 6 Plus」の電池が切れてしまっては「Apple Watch」を身につける意味がほぼ無くなってしまう。

これまで「iPhone 6 Plus」の電池残量のみを気にしていればよかったのを、今では「Apple Watch」の電池残量も気にしなければならなくなった。モバイルバッテリーの持ち運びは必須だ。

これは思っていたよりもストレスフルであることに気がついた。冷静に考えて「腕時計」は1日で電源が切れるようではダメだ。1週間とは言わないが、せめて丸2日間ぐらいは持つぐらいの電池持ちになることを期待したい。


充電時の発熱が気になる時もある

Apple Watchの充電中
「Apple Watch」は充電中、そこそこ熱くなる。同梱されていたUBSアダプタをコンセントに挿して充電した場合は特に問題ないのだが、Macに充電ケーブルを挿して充電する時は信じられないほど発熱してしまった。あまりにも発熱が激しかったので冷蔵庫に入れた。


「腕時計」としてはまだまだ未完成

「Apple Watch」は「ガジェット」としては使っていて非常に楽しい。”革新的”なデバイスであるかと言われると疑問が残るが、「アクティビティ」アプリなどを通じてよりアクティブに過ごすように促したり、常に握りしめていたiPhoneを手放しても重要な情報を見逃さないように通知の断捨離を行うことができたり、生活におけるポジティブな影響は与えてくれている。

ただし、それはあくまでも「ガジェット」という観点で見た場合だ。「腕時計」としては色々と未完成だ。

存在感が足りない

Apple Watchはやっぱり軽すぎる気がしてならない
これは人によって意見が別れるところかもしれないが、僕は存在感のない時計を必要としていない。時間を知るためだけであればiPhoneがあれば十分だからだ。

「Apple Watch」は腕時計として存在感がほとんどない。バンドを変えるとことによって変わるのかもしれないが、僕の中では未だに「ガジェット」という印象が抜け切れない。

これまで発表されているスマートウオッチの中でデザイン性は最もスマートだ。男性だけではなく、女性も身につけられるようなフォルムを持つのは「Apple Watch」だけ。

ただ、付けていても「腕時計をしている感」が全く無いのだ。久しぶりに腕時計をした時、僕は「Apple Watch」との生活の中で失われていた「腕時計を身につけている安心感」が蘇ってきた。上手く言語化できないが、直感的に「Apple Watch」には「腕時計」としての何かを満たしていないと感じた。

つり革を掴んでいると画面が点灯しない

Train 【img via d’n’c

腕を上げると自動的に点灯する「Apple Watch」のディスプレイは素晴らしい。電池の節約にもなり、スマートな仕組みだ。

ただ、時計を確認したい時に確認できないことが多すぎる。ハッキリ言って腕時計失格だ。

例えば電車の中でつり革を掴んでいる時。ディスプレイをもう片方の手でタップしない限り、時間を確認することはできない。

犬の散歩をしている時。犬のリードを左手で持っている時、時間は確認できない。画面が点灯しないからだ。

時計を確認したい時に確認できない腕時計は無い。やはりこの観点においても「Apple Watch」は未完成であると感じずにいられない。


屋外における視認性は最悪

Apple Watchは屋外だと画面が全然見えない
天気が良い日に屋外で「Apple Watch」を確認しようとするとディスプレイが非常に見えづらい。全く見えない訳でないが、次期モデルにおいては改善の余地がある分野だろう。

タッチ精度がイマイチ?正確にタップできない

Apple Watchのタップ精度はあまりにも悪い
アプリ一覧画面で特定のアプリを起動しようとするとほぼ毎回隣のアプリをタップしてしまう。指先が不器用なのかセンスがないのかよく分からないが、とにかく失敗する。

当初は慣れの問題かと思っていたが、小さい画面で正確にタップするのは僕にとって難易度が高い。

デジタルクラウンは便利だが、結局画面を触ってしまう

Apple Watch Stainless Steel White Band 42mm
デジタルクラウンは良くできている。回しやすく、押しやすい。硬さも程よく、正確に反応する。小さい画面を指で覆うことなく操作ができるので非常に便利だ。

ただ、未だにスクロールする画面ではiPhoneと同じ感覚でディスプレイを直接触ってしまう。デジタルクラウンに慣れるのにはまだ時間がかかりそうだ。

時間を気にしているように見えて失礼

Apple Watchを見ていると時間を気にしているよう見えて失礼
各種情報を手首で確認できるのは便利だ。ただ、人と話している時、会議をしている時、公演を聞いている時、手首を頻繁に見るのは「興味がない」と見なされ、意図しなくとも「失礼な奴」と言うレッテルを貼られる可能性がある。

なぜか。手首の方を頻繁に見るということは時間のことを気にしているように見えるから。相手に対して関心が無いように見えてしまうのだ。

僕の場合、何度か彼女に「時間大丈夫?」と聞かれたことがあった。単にリプライやメールの通知を確認しているだけではあるが、傍から見ると時間を気にしているように見えてしまう。

一緒にいる人に不快感を与えないために、時と場合によっては「おやすみモード」を活用した方が良いかもしれない。

総評:楽しいガジェット、未完成な腕時計

Apple Watch Usage Review 0001
2週間経ったのでそろそろある程度の見解は発表できる。「Apple Watch」は「買い」なのか

「Apple Watch」は宣言されていた通り、生活を変えたのは確かだ。よりアクティブに過ごすことを心掛けるようになった。iPhoneを見る頻度が減った。ちょっとしたことだが、確かに生活に変化を与えたのは事実。

ただし、あらゆる面においてまだまだ改善の余地はある。ガジェットとしてはまだスタートラインに立ったばかりの新製品だが、日々使っていてワクワクする。できることはまだまだ少ないが、だからこそ楽しいのかもしれない。

腕時計としては未完成だ。「時間を確認する」という、腕時計としてできて当然のことができないのは大問題。電池持ちやディスプレイの反射率など、技術的な障壁があることは重々承知しているが、「腕時計」を再定義し、「ガジェット」の域を脱するためには必ず乗り越えなければならないハードルだろう。

「Apple Watch」は「買い」なのか。これからこのデバイスが世界を変える可能性を少しでも感じるのであればすぐにゲットした方が良い。スマートフォンタブレットを中心に世の中を変えてきたAppleが出した、スマートウォッチに対する最初の答えが「Apple Watch」だ。このビッグウェーブに乗るかどうかはあなた次第。覚悟を決めたら早く手に入れましょう。

一方、ここまで読んでピンと来ていないのであれば今は急いで買う必要はない。持っている人から話を聞くか、店頭で触って体験してみるのも良いかもしれない。先日、「Apple Watch」の貸出サービスも発表された。

iPhoneは劇的に進化した。当然、「Apple Watch」も同じ道をなぞるだろう。

そう信じて僕は今日も「Apple Watch」と共に生活する。


Apple公式サイトApple Watchの各モデルとアクセサリをチェック!

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