プログラミング必須の通信制「コードアカデミー高校」の初年度報告会に参加してきた

Code Academy High School コードアカデミー高校の副校長である、松村太郎氏

日本にプログラミングを学ぶための通信制高校があることをご存知だろうか。

2014年に開校したプログラミング必須の通信制「コードアカデミー高校」が2015年2月5日に東京都内で初年度の活動報告会を開いた。少し日が経ってしまったが、高校生からプログラミングを本気で学ぶ環境がとても興味深かったので、その内容を紹介する!

コードアカデミー高等学校の意義と2014年度の活動報告

なぜコードアカデミー高等学校ができたのか

そもそもなぜ「コードアカデミー高等学校」が誕生したのか。なぜプログラミング必須の高校を作ろうと思ったのか。

Code Academy High School
これは、今のデジタル時代に合った学び方が存在していないと感じていたからだという。ウェブに繋がっているデバイスを1人1台を持っているのに、教育や学校は時代に取り残されているような思いがあったそうだ。

日本が誇る若きギークが「国際的な競争力の要」になる方法はないのか。これまでの「学歴」社会に変わる時代に沿った学びの場というものは提供できないのか。これらについて模索した結果、辿り着いた答えは2つ。

1つはプログラミングを必修にするということ。もう1つはクラウド上にキャンパスを構築するという、新しいキャンパスの形を実現したということ。

Code Academy High School
近年、プログラミングは受験科目としても注目されている。インターネットが大好きな人達やプログラミングを極めたいという若き精鋭達を集め、好きなことを好きなだけ没頭できる環境を用意することによって生徒が新しい自分を発見することができる環境作りを目指している。

高校生のうちからプログラミングを極めておけば、その後インターンやバイトとして企業に貢献することもでき、さらにプログラミングを極めたい場合は人よりも豊富な経験をもって大学に進学することもできる。

Code Academy High School
興味深かったのはコードアカデミー高校は通信制高校を作ることを前提として開校したのではなく、デジタルを使った学びを実現するために通信制高校を選択したとのこと。好きなことを好きなだけ、いつでもどこでも学べる環境を実現するにはクラウド型キャンパスを利用できる通信制高校がマッチしたようだ。

コードアカデミー高等学校の存在意義

コードアカデミー高等学校の存在意義は「デジタル時代における新しい教育方法の提案」だろう。

Code Academy High School コードアカデミー高校の設置母体である、信学会の栗林聖樹氏

「今の教育は教育する側のために作られている」と指摘するのはコードアカデミー高校の設置母体である、信学会の栗林聖樹氏。教育をいかに効率よく進めるかに重きに置かれているを問題視している。

例として、時間割を挙げた同氏。「朝一番に体育なんてやりたい生徒なんていない」と発言。確かに時間割は大人数いる生徒を効率的に教育するために存在しているものとも言える。

コードアカデミー高等学校は1人ひとりにあった教育方法を実践。そしてプログラミングを必修にしたことによってプログラミングに熱中したい人が集まる高校になることを目指す。

通信制高校という仕組みを活かし、24時間好きなことを好きなだけ勉強できる環境は自然と用意できる。好きなことを勉強しているだけで単位を取得できるほど生徒にとって嬉しいことはない。

Code Academy High School
もちろん、生徒を野放しにはしていない。先生と生徒がコミュニケーションを取るプラットフォームとしてGoogle+を採用。Google+イベントで課題に「参加」するという仕組みを取り入れ、カレンダーに自動的に入り学習を管理するようにしているのは興味深かった。

2015年の展望について

初年度を終えたコードアカデミー高等学校だが、2015年はどのような展望を描いているのだろうか。

現在、コードアカデミー高校はプログラミング必修と謳ってはいるものの、卒業に必要な単位74個のうち、コードを書く科目が20単位しか取れない仕組みになっている。これを、2015年はコードに関わる授業を半分の37単位に拡大したいと松村氏は語る。

Code Academy High School
他にも国の学習指導要領で規定されている「総合的な学習の時間」を利用し、PFU社のScanSnapを利用した授業を実施。生徒はスキャナの仕組みや文字認識の方法、スキャナの他の活用方法などについて学んだそうだ。

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ただ、これだけでは留まらない。将来的にはテクノロジーをフル活用し、74単位を習得を目指すそうだ。

Code Academy High School
例えばIngressを利用して地理と体育を学ぶ、Instagramを利用して美術を学ぶなど、色々と模索しているようだ。実際、Ingressをして劇的に痩せている知人が周りにいたり、Instagramを利用したプロの作品を見ていたりするので、これらが本当に実現される日はそう遠くないと期待している。

ところで、当日は生徒第1号も報告会に参加していたのだが、非常に生き生きとしていて松村氏も絶賛。印象的だったのは「サーバーが弄りたくてテスト勉強できない」と訴えた話。そのギークっぷりに思わず声に出して笑ってしまった。

これが許される高校と言うのは相当ぶっ飛んでいるが、その時自分が何時間も掛けて準備した物理のテストで得た知識は卒業後全く役立っていない。既に大活躍している彼だが、今後さらに活躍することが想像できる。

コードアカデミーの今後にも引き続き期待!

Code Academy High School
僕はハッキリ言ってプログラミングが大の苦手だ。何度もチャレンジしては挫折している。とにかく適性がないのだろう。

ただ、適性がある人はもちろん、学びたいという強く思いがある人にとってそれを本気で取り組める閑居うというのは非常に大事だ。特に若い時こそ他のことは何も考えずに好きなことに没頭できる。スキルアップするには最高の時期なのかもしれない。

コードアカデミー高等学校は設立してたった1年。現在の生徒数は10人程度とのことだが、2015年4月からはは新入生も加わり数十人規模に増える見込みとなっている。本気で学べる場として、僕も陰ながら応援しつつ、来年の活動報告を楽しみに待ちたい。

2015年4月入学生の応募受付は2月21日から開始。転入学は随時受け付けている。学費は入学金が10万円、授業料が1単位あたり1万円で、教育充実費として毎年5万円が掛かるとのこと。詳しくはこちらからどうぞ

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