ChatGPT Health、10年分のApple Watchデータを「F」判定──実際の医師は「問題なし」
同じ質問でも評価がF、C、Bと変動。AppleのHealth+サービスへの期待が高まる
ChatGPT Healthが今月初めにローンチして、Appleヘルスケアをはじめとする健康データとの統合が話題になっていた。が、Washington Postのテクノロジーコラムニスト、Geoffrey A. Fowler氏が10年分のApple Watchデータ(2900万歩と600万回の心拍測定)を与えて心臓の健康を評価させたところ、まさかの「F」判定。実際の医師に診てもらったら「心臓発作のリスクは非常に低い」とのことで、保険も追加検査をカバーしないほど健康だった、という……。
問題はいくつかあったみたい。ChatGPT HealthはVO2 maxの数値を過信したらしいんだけど、Appleは「これは推定値だよ」と明記している。さらに、Apple Watchを新モデルに買い替えたときのセンサー変更を「健康状態の変化」と誤認したり、同じ質問を繰り返すたびに評価がFからC、Bへとコロコロ変わったり。年齢や性別、最近のバイタルサインを忘れることもあって、血液検査データがあるのに分析に使わない場面もあったとか。
AppleはAI搭載の「Health+」サービスを2026年内に投入する、という噂がある。ChatGPT Healthのこの結果を見る限り、質の高いヘルスケアAIを実現するのはかなり難しそう。でも逆に、もしAppleがこれをうまくやれたら、ヘルスケアAI市場で一気にリーダーになれるかもしれない。
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