iPad(A16)の概要
Appleが2025年に発表した新型エントリーモデルiPad。従来の「第○世代」という命名から「iPad(A16)」へと名称変更された。外観デザインは前モデルのiPad(第10世代)と同一だが、内部性能が大幅に強化されている。A14 Bionicから A16チップへの進化により処理性能が約60%向上し、RAM容量も4GBから6GBへと増量。さらにストレージも128GBからのスタートとなり、コストパフォーマンスに優れたモデルとして2025年3月に登場した。
iPad(A16)の主な特徴
- A16チップ搭載で前モデルから約60%のパフォーマンス向上
- RAM容量が4GBから6GBに増量し、マルチタスク性能が向上
- ストレージが128GBスタートで価格据え置き(最大512GB)
- 11インチ(10.86インチ)Liquid Retinaディスプレイで没入感のある視聴体験
- カメラ処理が「Smart HDR 3」から「Smart HDR 4」にアップグレード
- Bluetooth 5.3対応でワイヤレス接続の安定性と省電力性が向上
- iPadOS 18対応だが、Apple Intelligence非対応
iPad(A16)の特徴・新機能・価格まとめ
価格
- Wi-Fiモデル:58,800円(税込)〜(前モデルと同価格)
- セルラーモデル:78,800円(税込)〜
- 教育機関向け割引:53,800円(税込)〜
発表日・予約開始日・発売日
- 発表日:2025年2月18日
- 予約開始日:2025年2月20日
- 発売日:2025年3月1日(現在発売中)
サイズ
- 高さ:249mm
- 幅:180mm
- 厚さ:7mm(iPad Proより0.8mm厚い)
- 重量:481g(Wi-Fiモデル)/ 485g(セルラーモデル)
カラーバリエーション
- ブルー(新色・より深みのある色調)
- パープル
- イエロー
- シルバー
チップ
- A16チップ(5コアCPU、4コアGPU)
- iPhone 15と同等のチップを搭載(ただしiPhone 14 Pro/Pro Maxの6コアCPU、5コアGPUとは異なる)
- 前モデル(A14 Bionic)と比較してシングルコア性能約62%向上、マルチコア性能約60%向上
- RAM:6GB(前モデルは4GB)で複数アプリの同時使用がよりスムーズに
- ニューラルエンジン:16コア(機械学習処理が2倍高速化)
バッテリー
- 終日駆動する28.6Whリチウムポリマーバッテリー
- Wi-Fi通信で最大10時間のウェブ閲覧または動画視聴
- セルラー通信で最大9時間のウェブ閲覧
- USB-C充電対応(20W以上の充電器で約2時間でフル充電)
ディスプレイ
- 11インチ(実際は10.86インチ)Liquid Retinaディスプレイ
- 解像度:2360 x 1640ピクセル(264ppi)
- True Tone技術搭載で周囲の環境に合わせて色温度を自動調整
- P3広色域対応で鮮やかな色彩表現
- 最大500ニトの明るさ(iPad Proの1000〜1600ニトと比較すると控えめ)
- 反射防止コーティングで屋外でも見やすい
カメラ
- 背面:12MP広角カメラ(ƒ/1.8絞り)
- 前面:12MP超広角カメラ(ƒ/2.4絞り、センターフレーム対応)
- Smart HDR 4対応で肌のトーンや照明条件に応じて最適化(前モデルはSmart HDR 3)
- 4K/60fps動画撮影対応
- スローモーション1080p/120fps対応
接続性
- Wi-Fi 6(802.11ax)対応で最大1.2Gbpsの通信速度
- Bluetooth 5.3対応(前モデルは5.2)で接続安定性と省電力性が向上
- USB-Cコネクタ(USB 3.1 Gen 1、最大転送速度5Gbps)
- セルラーモデルは5G対応(sub-6GHz)
- セルラーモデルは完全eSIM対応(物理SIMスロットなし)
アクセサリー対応
- Apple Pencil(USB-C)対応(14,800円)
- 第1世代Apple Pencil(アダプタ使用、別売)対応
- Magic Keyboard Folio対応(37,800円)
- Smart Folio対応(11,800円)
その他の特徴
- Touch ID(トップボタンに内蔵)で安全な認証
- ステレオスピーカー(横向き使用時)
- iPadOS 18対応で最新の機能を利用可能
- Apple Intelligence非対応(A17 Pro以上のチップが必要)
- 最大10時間のビデオ会議に対応
iPad(A16)に最適なユーザー
- 初めてiPadを購入するエントリーユーザー
- コストパフォーマンスを重視する一般ユーザー
- ウェブ閲覧、動画視聴、SNS、基本的な作業用途のカジュアルユーザー
- メモ取りや資料閲覧が中心の学生・ビジネスユーザー
- 高度なクリエイティブ作業や専門的な用途にはiPad ProやAirがおすすめ