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watchOS 11

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iOS/iPadOS 18.2、macOS 15.2などのBeta 4が配信開始

watchOS 11の正式リリースはいつ?

Appleの最新OSは、WWDCで正式発表後、開発者向けベータ版やパブリックベータプログラム向けパブリックベータ版などを経て、秋に一般公開されるのが通例だ。

開発者向けのベータ版は基調講演の直後に配信開始。パブリックベータ版は例年、開発者向けのBeta 2と同時にリリースされる。今年は7月頃と案内されている。

Apple WatchはiPhoneとセットで使う前提となっており、watchOSも新型iPhoneの時期に合わせて正式リリースされることが多い。例年であれば9月に新型iPhoneが発表された翌週、現地時間の月曜日に配信される傾向だ。2024年は9月17日に一般公開される。

watchOS 11の対応機種

watchOS 11のアップデート対応機種は、昨年から変更されている。Apple Watch Series 4、Apple Watch Series 5、Apple Watch SE(初代)の3機種がアップデート対象外となった。またすべての機能はすべての機種では利用できない。

  • Apple Watch Series 6
  • Apple Watch Series 7
  • Apple Watch Series 8
  • Apple Watch Series 9
  • Apple Watch SE(第2世代)
  • Apple Watch Ultra
  • Apple Watch Ultra 2

watchOS 11注目の新機能や変更点まとめ

WWDC24 Keynote 2476

watchOS 11の主要機能は、以下のとおり。すべての機能はApple公式のwatchOS 11プレビューページを確認してもらいたい。

バイタルアプリが睡眠中の健康指標を計測

Apple WWDC24 watchOS 11 Vitals app typical 240610

新しいバイタルアプリの登場により、睡眠中に重要な健康指標である心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中に取り込まれた酸素のレベルを測定できる。2つ以上の指標が通常の範囲から外れている場合、ユーザーは通知を受け取り、その原因を説明するメッセージも表示される。

妊娠中のサポート強化

Apple WWDC24 watchOS 11 Cycle Tracking app 240610

iOS 18、watchOS 11と連携して、妊娠中のユーザーに対するサポートが強化される。心拍数の通知しきい値の調整、心の健康チェックのリマインダー、転倒リスクの早期通知など、妊娠期間中に役立つ機能が追加される。

トレーニングの負荷を可視化

Apple WWDC24 watchOS 11 training load Apple Watch and iPhone 240610

watchOS 11では、過去7日間と28日間のワークアウトデータを比較して、ユーザーのトレーニングの負荷を分析する新機能が導入される。各ワークアウト後にエフォート評価を記録し、ワークアウトの強度や時間を測定することで、トレーニングの効果を詳しく把握できる。

アクティビティリングとフィットネスアプリのカスタマイズ性向上

アクティビティリングは一時停止や曜日ごとのカスタマイズが可能になり、ユーザーのライフスタイルに合わせた目標設定ができるようになる。iPhoneのフィットネスアプリで概要タブをカスタマイズし、見たい情報を的確に表示できる。

トレーニング期間中に休息日を予定している時、怪我をしている時、単にオフの日が必要な時などに、ユーザーは1日、1週間、1か月間などの期間においてリングを一時停止できるようになる。

スマートスタックと写真文字盤がパーソラナイズ可能に

Apple WWDC24 watchOS 11 Smart Stack Calendar app 240610

スマートスタックはより賢くなり、時刻、日付、場所に基づいてウィジェットを提案する。新しいウィジェットとしてShazam、写真、距離、天気予報などが追加され、インタラクティブウィジェットで直接アプリを操作できる。

またwatchOS 11では、写真文字盤が機械学習を活用し、何千枚もの写真を分析してユーザーに最適な写真オプションを提案する。美しさ、構図、顔の表情に基づいておすすめを選び、被写体の位置を最適化して深度感を生み出す。また、時刻のサイズ、レイアウト、フォントの選択で文字盤をパーソナライズできる。ダイナミックモードが提供され、手首を上げるたびに新しい画像が表示される。

チェックイン機能

メッセージアプリから目的地や到着時間を入力することで、到着時に自動的に友人や家族に通知を送ることができる。ワークアウト中にもチェックインを設定でき、外出先での安心感が増す。

翻訳アプリ

Apple Watchに翻訳アプリが登場し、20言語に対応する。フレーズを入力または音声で入力して翻訳し、翻訳結果を再生することも可能。旅行先では自動的に翻訳ウィジェットが追加される。

ワークアウト機能の強化

GPSの強化により、様々なワークアウトの距離とルートマップを記録できる。プールスイミングではカスタムワークアウトが可能になり、インターバルタイムの通知を受け取ることができる。

デベロッパ向けの新しいツール

新しいAPIにより、デベロッパはスマートスタックやダブルタップジェスチャーを活用して、アプリの重要な情報を最適なタイミングで表示させることができる。ライブアクティビティもスマートスタックに自動的に表示される。

その他の新機能

ワークアウトアプリの強化

ワークアウトアプリでは、サッカー、アメリカンフットボール、オーストラリアンフットボール、アウトドアホッケー、ラクロス、ダウンヒルスキー、クロスカントリースキー、スノーボード、ゴルフ、アウトドアローイングなど、多くの種類のワークアウトが提供される。これにより、強化されたGPS測位を使って距離を記録し、ルートマップを確認することができる。

プールスイミングのカスタムワークアウト

プールスイミングでカスタムワークアウトを設定できるようになり、ワークと回復のセットに対応したインターバルベースのワークアウトが可能になる。インターバルのタイミングを知らせる触覚通知もカスタマイズでき、新しい「次へ」ワークアウトビューで現在のインターバルと次のインターバルの概要が表示される。

Appleマップのハイキングコース

Appleマップでは、米国のすべての国立公園のハイキングコースが提供され、Apple Watchに保存してオフラインでアクセスできる。iPhoneのマップアプリで作成したウォーキングコースをApple Watchだけでたどることも可能になる。

通知の要約

Apple Intelligenceによって実現する通知の要約は、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxからApple Watchに転送される。これにより、重要な通知を手元で簡単に確認できる。

チケットの機能強化

チケットの機能強化により、開場時間や開演のタイミングなどの情報がAppleウォレットのチケットで提供される。イベントではライブアクティビティが開始し、座席やその他の重要な情報をスマートスタックの一番上で確認できる。

Tap to Cash

Tap to Cashを使うと、Apple Watchを他のApple WatchまたはiPhoneに近づけるだけで、Apple Cashの送信や受領ができる。

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