iPad(A16)がiPad(第11世代)から進化した5つのこと
A16 Bionicで2世代分の性能アップ、最小128GB、実質値下げで買い時到来
Appleが新型iPad(A16)を発表した。前モデルである第10世代からどのような進化を遂げたのか、主な違いを詳しく見ていこう。
ディスプレイ:(表記だけ)大型化
新型iPadは11インチのLiquid Retinaディスプレイを採用。第10世代の10.9インチから0.1インチ大きくなった。しかし解像度は2360×1640ピクセルで変更はない。どういうことか
……あくまでも表記上の進化であり、実際は10.86インチで変わりない。12.9インチのiPad Proが13インチと表記されるようになったのと同じだ。
プロセッサ:2世代分の性能向上
最大の変更点は、A16 Bionicチップの搭載だ。第10世代のA14 Bionicから2世代進化し、約30%の性能向上を実現している。日常的なタスクからゲームまで、より快適に使用できるようになった。
ストレージ:最小容量が2倍に
最小ストレージ容量が64GBから128GBへと倍増。さらに新たに512GBオプションが追加された。大容量のアプリやメディアファイルを扱うユーザーにとって、朗報と言えるだろう。
価格:大幅値下げで買いやすく
Wi-Fiモデルの価格が58,800円からとなり、第10世代の64GBモデルと同価格。最新モデルは128GBからとなっており、第10世代モデルは256GBモデルが84,800円から販売されていたことから、実質的に値下げされた。
名称:iPad(A16)に
従来のiPadは「iPad(第10世代)」と世代名が製品名として含まれていたが、最新モデルは「iPad(A16)」となっておりチップ名が含まれている。
細かすぎる改善点
- Bluetooth 5.3への対応(第10世代は5.2)
- カメラのHDR機能が向上(Smart HDR 4に進化)
- 外部ディスプレイ出力は4K/60Hz対応(第10世代は従来の4K/30Hz)
- バッテリー容量が28.6Wh→28.93Wh(駆動時間は変わらない)
- セルラーモデルはeSIM対応のみになった
変更のない部分
- 基本的なデザインや外観
- カメラの基本仕様(12MPリアカメラ、12MP超広角フロントカメラ)
- バッテリー持続時間(約10時間)
- USB-C充電ポート
- Apple PencilおよびMagic Keyboard Folioとの互換性
まとめ
新型iPad(第11世代)は、プロセッサの強化とストレージ容量の増加、そして価格の引き下げが主な特徴だ。ディスプレイサイズの微増や細かな改善点はあるものの、全体的には控えめなアップデートと言える。
しかし、性能向上と価格低下のバランスを考えると、新規購入を検討している人にとっては魅力的な選択肢となるだろう。特に、これまでiPadの購入を躊躇していた人や、古いモデルからの買い替えを考えていた人には、検討の価値が十分にある。
新型iPadは3月4日から予約受付を開始し、3月12日から販売開始予定だ。実機の登場を楽しみに待ちたい。
本当だ、表記だけか!ありがとうございます!修正します!
ディスプレイサイズは10世代も新型も10.86インチのままで変更されてませんよ