Fitbit創業者、今度は「家族全体の健康」を見守るAIサービスを立ち上げたらしい
個人の健康トラッキングを広めた次は、介護のメンタル負担を軽くする「Luffu」
Fitbitの創業者であるジェームズ・パークとエリック・フリードマンが、Googleを離れて2年、新しいスタートアップを立ち上げた。その名も「Luffu」で、AI駆動の家族向け健康ケアシステムを開発している。Axiosが報じた。
個人の健康管理を一般的にしたFitbitの次は、家族全体の健康管理。Luffuは家族の健康情報をAIで統合し、日常のルーチンに適応しながら、問題が深刻化する前に重要な変化を見つけ出すというもの。現在はモバイルアプリから始まっているが、将来的にはハードウェアにも展開する予定らしい。約40人の社員を抱え、その多くはGoogleとFitbit出身者で構成されており、現在プライベートテストを実施中とのこと。
使い方としては、家族は音声、テキスト、写真を通じて健康データを入力でき、AIが自動的に関連情報を抽出して整理する仕組み。子ども、両親、パートナー、さらにはペットまで複数の人(と動物!)のトレンドを監視し、薬の飲み忘れ、異常なバイタルサイン、活動や睡眠パターンの変化などを警告してくれる。「お父さんの新しい食事プランは血圧に影響してる?」とか「誰かが犬に薬をあげた?」といった質問に答えてくれるのは便利そうだね。
ちなみにパークとフリードマンは「Luffuは監視ツールではなく守護者」と位置付けているのがポイント。アラートは調整可能で、ストレスを増やすのではなく減らすように設計されているとのこと。パークは「僕は過干渉になりたくなかったし、母も監視されていると感じたくなかった」と語っており、遠隔地から複数のプロバイダーやシステムを通じてケアを調整する難しさから、このアイデアが生まれたらしい。
Fitbit時代、彼らは約1億5,000万人が使うプラットフォームを構築し、個人の健康データを主流にすることに貢献した。しかし高齢の両親を遠くから介護する経験を通じて、現在の健康ツールが家族のケア調整にいかに不向きかを痛感したという。米国では約6,300万人の成人が家族介護者として活動しており、10年前から急増している。ほとんどの既存テクノロジーは個人向けに設計されており、ケアに関わる人々のネットワーク向けではないことを考えると、このサービスの需要は高そうだ。