「macOS High Sierra」、正式発表!APFSに切り替え、VR対応、純正アプリの動作を改良
Appleは6月6日、「WWDC 2017」にてmacOSの次期バージョン「macOS High Sierra(macOS 10.13)」を正式発表した。デベロッパー向けのベータ版は本日から配布開始され、正式リリースは今秋が予定されている。
macOSもAppleのファイルシステム「APFS」に切り替えることが明らかに。壇上ではファイルのコピー・ペーストが一瞬で終わる様子がデモされていた。
HEVC(H.265)もサポートされ、動画の容量は40%も圧縮されることや、「Metal 2」と「External Graphics Developer Kit」の登場により外部GPUの利用がサードパーティ開発者に解放されることも発表。GPU性能の強化に伴い、VRコンテンツの制作にも対応することが明らかになった。
既存アプリのアップデートも「macOS High Sierra」において重要な進化ポイント。Safariでは自動再生するコンテンツを予めブロックする機能を用意し、プライバシーを強化するために履歴追尾を回避できる機能も用意。
「メール」アプリは検索機能が強化され、Siriの音声はより自然なものに。「Apple Music」使用中にはユーザーの傾向を分析し、カスタムプレイストの作成にも対応する。
「iCloud Drive」もついに共有機能が用意され、ドライブ内に保存されたファイルをシェアすることが可能になった。
「写真」アプリは顔認識機能や編集機能が大幅に強化され、トーンカーブ編集機能などプロ向けの編集ツールも用意されている。サードパーティ製アプリとの連携も強化され、サードパーティ写真プリントサービスとの連携も発表された。
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2017.09.13
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