macOS Big Sur、次のGoogle Chromeバージョンでサポート終了です
2020年リリースのmacOS 11はGoogleがChrome 138で警告表示後に更新停止。セキュリティリスク回避にはOSアップグレードが必要
GoogleがWebブラウザ「Chrome」の最新バージョン138を、macOS Big Surをサポートする最終版として発表した。7月30日にリリース予定のChrome 139以降では、macOS 12 Monterey以降のバージョンが必要となる。
この変更により、2020年11月にAppleがリリースしたmacOS 11 Big Surユーザーは、Chrome 138以降のアップデートを受けることができなくなる。GoogleはChrome Platform Statusページで、「Chrome 138がmacOS 11をサポートする最後のリリースとなる」と発表している。
Big Surユーザーへの影響と対応策
macOS Big Surを使い続けるユーザーは、Chrome 138が動作し続けるものの、警告バーの表示と共にアップデートが停止される。セキュリティパッチや新機能の提供も同時に終了するため、ブラウザの安全性に影響を与える可能性がある。
新規インストールの場合、Chrome 139以降はmacOS 12 Monterey以上が必須となる。PCMagによると、Firefox、Microsoft Edge、Opera、Torなどの代替ブラウザは現在もmacOS 11をサポートしているという。
Appleのサポート終了に伴う措置
GoogleがmacOS Big Surのサポートを終了する背景には、Appleが2023年にBig Surの公式サポートを終了したことがある。Googleは約2年間の追加サポートを提供してきたが、セキュリティ上の理由からサポート対象外OSでの利用継続は推奨されていない。
現在AppleがサポートするmacOSは以下の3バージョンのみとなっている:
- macOS 13 Ventura
- macOS 14 Sonoma
- macOS 15 Sequoia
macOS Big Surユーザーは、使用中のMacがより新しいmacOSバージョンに対応している場合、OSアップデートを検討することが推奨される。古いハードウェアでアップデートが困難な場合は、セキュリティリスクを考慮しながら代替ブラウザの利用を検討する必要がある。
(Source: 9to5Mac)
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