Google Chromeのアドレスバーにある鍵アイコンの意味、分かる?みんな分かってないから変えるって
鍵アイコンが”誤解を生んでいる”として変更へ
Googleは現地時間5月2日、Mac/PCのGoogle Chromeブラウザで、アドレスバーの左側にある鍵アイコンを変更すると発表した。今年9月にリリース予定の「Chrome 117」で、新しい”チューン”アイコンに置き換えるという。
変更の理由は、多くのユーザーが鍵アイコンの意味を理解していないから。2021年に実施された調査によると、正しく回答できた人数はわずか11%だったという。
鍵アイコンは、HTTPS通信がまだ浸透していなかった時代には「安全なウェブサイト」を現すものとして役立っていた。しかし現在は、Windows版のChromeブラウザで読み込まれたウェブページの95%以上がHTTPS通信を利用。フィッシングサイトでさえも鍵アイコンが付いている。「鍵アイコン=安全なウェブサイト」は正確な認識ではないとして、チューンアイコンに変更される。
チューンアイコンは、macOS Venturaのコントロールセンターアイコンを極限までシンプルにしたようなデザインだ。アイコン単体で見るとよく分からないが、アドレスバーに埋め込まれた状態で見ると、トグルスイッチが連想されるだろう。
なお正式リリース前に新アイコンに切り替えたい場合は、「chrome://flags#chrome-refresh-2023」から有効化できる。
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「SSL(TLS)で接続されるページ=本物の認証されたサイト」と勘違いしている人、結構いますからね。
余談ですが、Safariの場合、タイトルに鍵や南京錠の絵文字が入ったページを開くと、ユーザーが勘違いしないようにタイトルのその絵文字は表示されなくなるそうです。