macOS Tahoe 26.2、正式リリース。ビデオ通話中にディスプレイが”照明”に変身

Appleは12月12日（現地時間）、macOS Tahoe 26.2をリリースした。暗い場所でのビデオ通話中に顔を照らすエッジライト機能や、ポッドキャストの新機能、ゲームライブラリの強化などが含まれている。

9月に公開されたmacOS Tahoe 26の2回目のメジャーアップデートで、前回のmacOS Tahoe 26.1から約5週間ぶりの更新となる。macOS Tahoe 26.2は、Macの「システム設定」から「ソフトウェアアップデート」を選択することでダウンロードできる。

ディスプレイが照明になる「エッジライト」

今回の目玉機能となるエッジライトは、低照度環境でのビデオ通話時にMacのディスプレイを活用して顔を柔らかく照らす機能だ。バーチャルリングライトのように機能し、暗い部屋でも顔を明るく映せるようになる。

光の幅や色温度をカスタマイズできるため、好みに応じた照明効果を設定できる。マウスを使う際には自動的に光が引き下がるため、ディスプレイ下部のコンテンツへのアクセスを妨げない仕組みになっている。2024年以降に発売されたMacでは、低照度環境を検知して自動的にライトをオンにする設定も利用可能だ。

ポッドキャストとゲーム機能の強化

ポッドキャスト機能では、自動生成されるチャプターによってエピソードのナビゲーションが容易になった。エピソード内で言及された他のポッドキャストへのリンクも追加され、プレイヤーや文字起こしから直接確認してフォローできるようになっている。

ゲーム関連では、ライブラリにフィルター機能が追加され、カテゴリやサイズで検索できるようになった。ゲーム内チャレンジのスコアバナーがリアルタイムで更新されるほか、接続されたコントローラーのサポートも強化されている。

その他の機能強化とバグ修正

今回のアップデートには、以下の機能強化とバグ修正も含まれている：

• AirDropコード：未知の連絡先とAirDropを使用する際、受信側デバイスに表示されるコードを送信側が入力することで、追加の認証層を提供
• Apple Newsのセクションリンク：スポーツ、政治、ビジネス、フードなどの人気トピックへ簡単にナビゲート
• Freeformのテーブル機能：テキスト、画像、書類、描画を保持でき、コンテンツに合わせてセルが自動的にリサイズ
• Apple Musicのお気に入りソングプレイリスト：トップピックに表示
• ライブラリ内のプレリリースアルバムがリリース時刻に即座に再生できない問題を修正

今回のアップデートには、セキュリティアップデートも含まれている。Appleのソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、同社のサポートページで確認できる。