macOS 15 Sequoia、正式発表。注目の新機能や改良点などまとめ
ベータ版やパブリックベータ版のリリース時期、正式リリース時期、対応機種なども
Appleは6月11日、WWDC24の基調講演でmacOS 15 “Sequoia”を発表した。読み方は「セコイア」。
新機能として、「iPhoneミラーリング」によりiPhoneを完全にコントロールできるようになる。Safariには新しいハイライト機能が追加され、情報検索が容易に。パスワードアプリはパスワード管理を一元化。新作ゲームも多数追加される。AppleのAIシステム「Apple Intelligence」が組み込まれており、M1チップ以降のAppleシリコンMacであれば利用できる。
本記事は、macOS Sequoiaの正式リリース時期、対応機種、主要な新機能や変更点をまとめた。参考にしてもらいたい。
macOS Sequoiaの正式リリースはいつ?
Appleの最新OSは、WWDCで正式発表後、開発者向けベータ版やパブリックベータプログラム向けパブリックベータ版などを経て、秋に一般公開されるのが通例だ。
開発者向けのベータ版は基調講演の直後に配信開始。パブリックベータ版は例年、開発者向けのBeta 2と同時にリリースされる。今年は7月頃と案内されている。
iOSとiPadOSは9月のリリースが一般的だが、macOSは10月または11月に正式リリースされることが多い。同時期に新型Macの発表および発売が行われる傾向がある。
macOS Sequoiaの対応機種
macOS Sequoiaのアップデート対応機種は、昨年から一部変更されている。MacBook Airの2018年モデルおよび2019年モデルはアップデート対象外になり、2020年以降のモデルに限定された。
なおApple IntelligenceはM1チップ以降のAppleシリコンMacでの利用に限定されている。
- MacBook Air(2020以降)
- MacBook Pro(2018以降)
- iMac(2019以降)
- Mac Pro(2019以降)
- iMac Pro(2017)
- Mac mini(2018以降)
macOS Sequoia注目の新機能や変更点まとめ
macOS Sequoiaの主要機能は、以下のとおり。すべての機能はApple公式のmacOS Sequoiaプレビューページを確認してもらいたい。
MacからiPhoneを遠隔操作できる「iPhoneミラーリング」が誕生
macOS Sequoiaの「iPhoneミラーリング」機能により、Macから直接iPhoneを操作できる。
カスタマイズした壁紙やアイコンがiPhoneと同じように表示され、ホーム画面の操作やアプリの起動が可能。Macのキーボード、トラックパッド、マウスでiPhoneを操作し、音声も再生される。iPhoneとMac間でドラッグ&ドロップがシームレスに行え、iPhoneはロックされたままでプライバシーが保たれる。常に表示されているスタンバイと連係し、Macから直接iPhoneの通知を確認・応答できる。
iPhoneの通知
Safariの注目機能は「ハイライト」
Safariは、ウェブ上の情報を簡単に見つける方法として「ハイライト」機能を搭載し、人、音楽、映画、テレビ番組について詳しく知ることができる。
再設計されたリーダーは記事をすっきりと表示し、要約や目次を提供することで読書体験を向上。動画が検出されると、ピクチャインピクチャを含む再生コントロールへのアクセスを提供し、ユーザーが動画を前面に配置できる。
Macのゲーム体験を強化
Macに登場する新しいゲームタイトルにより、ゲーム体験がさらに向上する。
Ubisoftの「アサシン クリード シャドウズ」や「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠」、Capcomの「BIOHAZARD 7 resident evil」や「BIOHAZARD RE:2」などの期待の新作がリリースされる。また、「World of Warcraft: The War Within」の大型拡張、「Frostpunk 2」、「パルワールド」、「Sniper Elite 4」、「RoboCop: Rogue City」なども登場予定。これらのゲームは、MetalFX Upscalingや最新のM3チップファミリーを活用し、優れたビジュアルとパフォーマンスを実現する。
期待の新作ゲーム
「アサシン クリード シャドウズ」、「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠」、「BIOHAZARD 7 resident evil」、「BIOHAZARD RE:2」、「World of Warcraft: The War Within」、「Frostpunk 2」、「パルワールド」、「Sniper Elite 4」、「RoboCop: Rogue City」などがMacで楽しめる。
没入感あふれるゲーム体験
パーソナライズされた空間オーディオがゲームの没入感を高め、AirPods Pro(第2世代)による低レイテンシ音声が反応を改善する。ゲームモードの改善でスムーズなフレームレートとパフォーマンス向上が実現する。
Game Porting Toolkit 2
新しいGame Porting Toolkit 2により、デベロッパは迅速にゲームをAppleデバイスに対応させることができ、Mac、iPhone、iPadで多くの高度なゲームを提供可能になる。
ウインドウのタイル表示が強化
macOS Sequoiaでは、ウインドウの配置が簡単にできる新機能が追加される。ユーザーが画面の端にウインドウをドラッグすると、自動的にデスクトップ上のタイルの位置が提案される。
これにより、ウインドウを最適な位置に配置したり、タイルをすばやく並べて配置したり、複数のアプリを表示することが可能になる。新しいキーボードとメニューのショートカットも追加され、タイルの整理がさらに簡単になる。
ビデオ会議機能がアップデート
macOS Sequoiaのビデオ会議機能がアップデートされ、発表者プレビュー機能が追加される。これにより、ユーザーはプレゼンテーションを共有前に確認できる。
FaceTimeやZoomなどのアプリに対応し、美しい内蔵背景やカスタム写真を背景として設定可能。背景の置き換えは、Appleの先進的なセグメンテーション技術により、FaceTimeやWebexなどのビデオ通話中に適用でき、ユーザーは通話中に最高の自分を映し出せる。
新しいパスワードアプリが登場
macOS Sequoiaでは、キーチェーンを基盤にして構築された新しい「パスワード」アプリが登場した。パスワード、パスキー、Wi-Fiパスワードなどの認証情報を一か所から簡単にアクセスできる。
iCloudの同期は安全なエンドツーエンドの暗号化によりサポートされ、Safariとスムーズに連携する。また、iCloud for Windowsアプリを使えば、Apple製デバイスとWindows間でシームレスに同期できる。
Apple Intelligence
macOS Sequoiaに統合されたApple Intelligenceは、ユーザーのコミュニケーションや自己表現を強化するAI機能を提供する。新しい記述ツールで、メール、メモ、Pagesなどで「書き直し」「校正」「要約」が可能になり、様々なバージョンから文章を選べる。
新しいImage Playgroundでは、アニメーション、イラスト、スケッチを使って数秒で楽しい画像を作成できる。写真メモリーでは説明に基づいてストーリーを作成し、不要な背景を削除するクリーンアップツールも追加される。
Siriはより自然で状況に即した応答が可能になり、テキスト入力と音声入力を切り替えられる。Private Cloud Computeでデバイス上とクラウドでの処理が柔軟に行え、プライバシーが保護される。
さらに、Siriや記述ツールにChatGPTのアクセスが統合され、専門知識や画像、文書の理解機能にシームレスにアクセスできる。
その他の新機能
メッセージの新機能
メッセージアプリに、新しいテキストエフェクト、絵文字やステッカーのTapback、メッセージのスケジュール送信機能が追加され、自分を表現する方法が大幅に向上する。
Appleマップの強化
Appleマップは、厳選されたハイキングコースやカスタムのウォーキングコースを提供。米国内の国立公園のハイキングコースをブラウズし、フィルタリングしてオフラインで利用できるようになる。
写真アプリの新機能
写真アプリでは、役立つテーマでライブラリを自動的に整理するコレクションが表示され、検索機能が大幅に向上。ユーザーは素早く結果を得られる。
メモの機能強化
メモアプリは、Apple Intelligenceを活用した音声書き起こしと要約機能が追加され、詳細なメモを簡単に取れる。数式の入力で自動的に答えが表示される機能も追加。
計算機アプリのアップデート
計算機アプリでは、過去の計算履歴を表示し、入力した式を確認できるようになる。
カレンダーの新機能
カレンダーアプリでは、リマインダーからのイベントやタスクが表示され、1日のタスクを簡単に確認、編集、完了できる。月表示でイベントやリマインダーを一目で確認可能。
落ち着いて俺!!!!!!!!!!
(^o^)/ハーイ
ありがとうございます!!!
「2019年モデルはアップデート対象外になrふぃ、2020年以降のモデルに限定された。」
落ち着いて下さい!