macOS 14 “Sonoma”、正式リリース
ウィジェットのデスクトップ配置、新しいビデオ会議機能、ウェブページのアプリ化などの新機能が利用可能に
Appleは9月26日、macOS 14 “Sonoma”を正式リリースした。
macOS Sonoma(読み方:マックオーエス・ソノマ)は、ウィジェットをデスクトップ上に配置可能になった。iOS 17やiPadOS 17と同様にウィジェットはインタラクティブになっており、アプリを開かずにウィジェット内で一部の操作が完結する。
自分自身をオーバーレイできる新しいビデオ会議機能が実装され、FaceTimeだけではなくZoomを含むサードパーティ製サービスでも利用できる。
新しい空撮スクリーンセーバーが追加され、Safariには公私混同防止に役立つ「プロフィール」機能が登場。ウェブページをウェブアプリ化する新機能も実装されている。
iOS 17やiPadOS 17に実装された新機能の多くもサポートされている。メモのPDF対応、自動修正と音声入力の改良、リマインダー、マップなどに追加された新しい機能は、macOS Sonomaでも利用できる。
macOS 14 “Sonoma”に対応するMacの機種一覧
- MacBook Air(2018以降)
- MacBook Pro(2018以降)
- iMac(2019以降)
- Mac Pro(2019以降)
- iMac Pro(2017)
- Mac mini(2018以降)
macOS 14 “Sonoma”のリリースノート
スクリーンセーバ
- 世界各地の風景の美しいスクリーンセーバは、ログインすると途切れることなくデスクトップの壁紙に移行
- 風景、街並み、水中、地球などのテーマ別にスクリーンセーバが入れ替わって循環するシャッフル設定
ウィジェット
- ウィジェットはデスクトップ上のどこにでも配置でき、アプリで作業している間は壁紙のカラーに適応
- iPhoneが近くにあるか、同じWi-Fiネットワークに接続されている場合、iPhoneのウィジェットをMacに追加することが可能
- インタラクティブなウィジェットで、ウィジェットから直接、ショートカットの実行やメディアの一時停止などのアクションが実行可能
ビデオ会議
- 発表者オーバーレイを使うと、FaceTime や他社製のビデオ会議アプリで画面共有中に常に自分を中央か前面に表示(Apple シリコンを搭載したMac)
- ビデオ通話で自分の周囲にハート、風船、紙吹雪などの3Dエフェクトのリアクションをジェスチャで追加可能(Apple シリコンを搭載したMac、iPhone 12以降を使用した連係カメラ)
Safari とパスワード
- プロファイルによって仕事用や個人用などのテーマ別にブラウズすることができ、履歴、Cookie、機能拡張、タブグループ、およびお気に入りを分けることが可能
- Webアプリにより、どのWebサイトもアプリのように使用でき、Dockのアイコンからの素早いアクセスやシンプルなツールバーによる容易なブラウズが可能
- 強化されたプライベートブラウズにより、プライベートブラウズウインドウは使用していないとロックされ、既知のトラッカーをWebページの読み込み時にブロックし、WebページのURLからあなたを特定するトラッキングを削除
- パスワードとパスキーの共有により、アカウントを信頼できる連絡先と簡単に共有可能
メッセージ
- ライブステッカーがiOSとiPadOSから macOSに同期され、iPhoneやiPadで作成したライブステッカーにアクセス可能
- 検索フィルタで人名、キーワード、コンテンツタイプ(写真やリンクなど)などを指定でき、探しているものをより容易に検索可能
- iMessageの吹き出しをスワイプしてインラインで返信可能
ゲーム
- ゲームモードでは、CPUとGPUがゲーム最優先で使用され、フレームレートの安定性が向上し、ワイヤレスコントローラや AirPodsのレイテンシが低減(Apple シリコンを搭載したMac)
- キーボード
- 音声入力機能が向上し、声とキーボードを一緒に使用してテキストの入力や編集が可能
AirPods
- 適応型オーディオによって、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードが動的にブレンドされた新しいリスニングモードが提供され、周囲の状況に合わせたノイズコントロール体験を実現(最新ファームウェアのAirPods Pro(第2世代))
- パーソナライズされた音量によって、周囲の環境および長期的なリスニングの好みに合わせてメディアの音量を調整(最新ファームウェアのAirPodsPro(第2世代) )
- 会話感知で、周囲の騒音を減らしつつ、メディアの音量を下げ、目の前にいる人の声を強調(最新ファームウェアの AirPods Pro(第2世代))
- 通話中にAirPodsのステムまたは AirPods Max の Digital Crownを押すことで、マイクの消音と消音解除が可能(AirPods (第3世代)、AirPodsPro(第1世代と第2世代)、最新ファームウェアのAirPods Max)
- AirPodsの自動切り替え機能の向上により、Macを最大2倍の速さで検出可能(AirPods (第2世代と第3世代)、AirPods Pro(第1世代と第2世代)、最新ファームウェアの AirPods Max)
プライバシー
- “センシティブな内容の警告”を有効にすることで、“メッセージで、センシティブな画像が予期せずユーザに表示されるのを防止
- “コミュニケーションの安全性”によるお子様の保護が拡張され、ヌードを含む写真に加えてビデオも、”メッセージやシステムの写真ピッカーで共有する際に検出可能
- 共有権限が改善され、写真ライブラリやカレンダー全体へのアクセスを許可することなく、共有する写真の選択やカレンダーへの予定の追加が可能
アクセシビリティ
- ライブスピーチにより、話したいことを文字で入力して、FaceTime通話や対面の会話で読み上げさせることが可能
- パーソナルボイスで、自分の声を失うリスクのあるユーザが自分の声のように聞こえる声をデバイス上の機械学習を使用して非公開で安全に作成するのを支援
- “Made for iPhone”対応補聴器をMacとペアリングして使用することが可能(MacBook Pro (2021)、Mac Studio (2022)、M2 チップを搭載したMac コンピュータ)
その他の機能と改善
- 1回限りの確認コードをメールから Safariに自動入力する機能によって、ブラウザから離れずに素早く Safariでサイトにサインイン可能
- “メモ”で埋め込まれたPDFとスキャン書類が画面幅で表示され、簡単に閲覧可能
- “リマインダー”の買い物リストで、品物を追加すると関連する品物をセクション別に自動的にグループ化
- ビデオで“画像を調べる”を使用して、一時停止したビデオフレームに映っている対象物について調べることが可能
- “写真”の”ピープル”アルバムの“ペット”で、友達や家族と同様にアルバム内のペットを識別
- “画面共有”の高パフォーマンスモードにより、カラーワークフローに対応し、Macにリモートアクセスするときの反応が向上(Apple シリコンを搭載したMac)
- “探ず”の持ち物共有で、AirTagを最大5人と共有可能
- “ホーム”のアクティビティ履歴で、ドアロック、ガレージのドア、セキュリティシステム、および接触センサーの最近のイベント履歴を表示可能
- M2チップを搭載した13インチMacBook Air で、バッテリーの状態管理がアップデートされ長期的なバッテリーの状態を最適化する機能が改善
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ここまで機種を限定してるって何があったんでしょうね
気になる