一眼レフを超えよう!Instagramのチルトシフト(ぼかし)機能を上手に使うための7つのテクニック
写真アプリの定番と言えばInstagram。僕のタイムラインでもほとんどの人の写真がInstagramから投稿されている。
Instagramの上級者向け機能として「チルトシフト」。いわばぼかし機能だ。使いこなせばかなり立派な写真になるが、使い方を間違えるとよく分からない仕上がりにもなってしまう点が難しい。
ただ、どうせ撮るならみんなから「いいね!」されるような写真を撮りたいと思っている人も多いはず!Mashableでチルトシフトを上手に使うための7つのテクニックが取り上げられていたので、紹介する!
1. 垂直・水平の境界線を把握する
チルトシフトは線型と円型のぼかしがある。まずは線型の使い方から!
基本中の基本として垂直と水平の境界線を把握することが重要。
下記写真は縦の線型チルトシフトを使って看板にフォーカスを合わせ、背景をぼかしている。線型のチルトシフトは、ぼかしの太さは変えられるものの画像の端から端まで掛かってしまうので、水平もしくは垂直の境界線を乱す物体があると写真として不自然になる。
この写真はそのいい例である。手前の人ごみにフォーカスを合わせようとしているのだが、水平の境界線に階段があり、階段の手すりがボケているのに対しその後ろに立っている人はピントが合っている。これは明らかに不自然と言わざるをえない。
【img via Mashable】
2. フォアグラウンド(手前)とバックグラウンド(奥側)を区別する
撮った写真の中でどの被写体が手前にあり、どの被写体が奥側にあるかは区別しなければならない。これの目的は写真を見る人が何に注目してみるべきかをハッキリすること。
下記写真はアメリカの信号の裏側なのだが、写真を撮影した人はこの信号に注目してもらうように写真を加工している。
【img via Mashable】
3. 境界線ギリギリのところに沿ってぼかす
フォーカスを合わせたい被写体とその境界線ギリギリのところに沿ってチルトシフトを掛けるべきだ。指先のテクニックが試される。
4. 丸い物体には円型チルトシフトを使う
【img via Mashable】
次は丸型チルトシフトのコツを紹介する!
当然と言えば当然だが、丸い物体には円型チルトシフトを使った方がいい。あえてここで線型のチルトシフトを使うという選択肢はない。これも境界線ギリギリのところを狙って加工するべし。
5. 楕円形やアーク型にも円型チルトシフトで
【img via Mashable】
楕円形やアーク型の被写体にチルトシフトを掛ける場合は、線型ではなく円型チルトシフトを活用した方が良い。
円型チルトシフトの場合、範囲を自由に指定することができるので、境界線ギリギリまでフォーカス部分を広げることができる。境界線に沿ってピッタリにすることはできないが、背景とのバランスを取れば上手く見せることができる。
6. 背景が一色であれば被写体が丸くなくても円型チルトシフトはOK
基本的に円型チルトシフトは円形の物体に対してのみ使うべきだが、例外として背景が一色になっていれば円型チルトシフトが活用できる。
下記にある犬の写真は顔の部分にフォーカスを合わせているが、背景がカーペットだけなので違和感がない。犬の表情に注目が集まるのも良い!
【img via Mashable】
7. 悩むぐらいなら使わないほうがいい
Instagramのぼかし機能を活用する方法を6点紹介したが、チルトシフトを試してみてしっくりこなかった場合、使わないほうが良いケースも多い。実際のところ、最近のスマートフォンに搭載されるカメラはとても性能がいいので、無理にチルトシフトを使わなくても自然なボケ味を出すことができたりすることも多い。
僕は写真のプロでもない上に撮る写真も決して上手いと思っていないが、1つ言えるのは何でもボカせばいいもんじゃない、ということ。何も考えずに撮ったその写真が、実は一番良かったりするので。
(via Mashable)