サマータイム切り替え当日に「Apple Watch Series 4」が再起動ループするバグが報告される
サマータイムが実施されているオーストラリアでは、一部の「Apple Watch Series 4」が暴走してしまっているようだ。
Redditの投稿によると、「Apple Watch Series 4」の「インフォグラフ・モジュラー」の文字盤でアクティブティコンプリケーションを設定している場合、サマータイムを正常に処理できず、電池が完全に消費されるまで再起動をエンドレスに繰り返す、という致命的な不具合が発生していると9to5Macが報じている。
足りない1時間を正常に処理できず、クラッシュを繰り返す
サマータイムは「デイライト・セービング・タイム」とも呼ばれ、太陽が出ている時間帯を有効活用する方法としてアメリカやカナダ、メキシコなどの各国で導入されている。今回報告されているオーストラリアは全土ではなく一部地域で実施されている模様。
「Apple Watch Series 4」の「インフォグラフ・モジュラー」の文字盤にあるアクティブティコンプリケーションは1時間毎に24時間分の目盛りが用意されている。サマータイム切り替え当日は1時間時間を早めるため、通常24時間あるはずの1日が23時間に短縮されることになり、目盛りが1つ不要になることに。
この変化を「Apple Watch Series 4」は正常に処理できず、クラッシュして強制再起動され、文字盤を表示しようとすると再度クラッシュし……と再起動ループに陥ってしまうようだ。
幸いにもサマータイムが切り替われば、翌日からは正常に動作すると見られている。米国におけるサマータイムの終了が10月末日に控えているため、「Apple Watch Series 4」の「インフォグラフ・モジュラー」の文字盤にあるアクティブティコンプリケーションを設定している人、という非常に限定的な影響範囲ではあるものの、Appleはそれまでにソフトウェアで対応してくれることを願いたい。