Apple、Apple WatchのマイクロLEDディスプレイ搭載を断念か
デザインする上で高価かつ複雑であると判断したという
Appleは、マイクロLEDディスプレイの自社開発を断念した可能性がある。BloombergのMark Gurman氏が明らかにした。
Apple Watch Ultraの将来モデルを皮切りに各種デバイスで採用するべく何千万ドルを開発に投資してきたが、マイクロLEDはデザインする上で高価かつ複雑であると判断。米国やアジアにおいて担当チームの従業員を再配置または解雇しているという。
マイクロLEDの自社開発に異変が指摘されたのは今年2月。AppleのサプライヤーであるOSRAMが計画が突発的にキャンセルされたことを受け、マイクロLEDの戦略を見直すと発表。今月半ばには別のサプライヤーも開発計画の中止が言い渡されていた。
マイクロLEDは有機ELと似ている性質を持ち、省電力性に優れている。製品に採用することで、ディスプレイパネルの薄型化、画面輝度の向上、高いダイナミックレンジ、広色域の表現が期待できる。AppleはマイクロLED技術を高い関心を持っており、2014年頃に買収などを通じて投資を続けていた。
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