iOS/iPadOS 14.3のBeta 2およびPublic Beta 2がリリース
Apple ProRAWのファイル形式をサポートするバージョン、年内にリリース予定
Appleは11月18日、開発者向けに「iOS 14.2 Beta 2」と「iPadOS 14.2 Beta 2」、パブリックベータプログラム登録者向けに「iOS 14.2 Public Beta 2」と「iPadOS 14.2 Public Beta 2」をリリースした。
iOS 14.3は、iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxで使用できるProRAW形式をサポート。正式リリース後、設定アプリの「カメラ」項目から有効化できる。ProRAWは12bitのリニアDNGフォーマットを使用し、ファイル容量は1枚約25MBだという。
またiOS 14.3では、一部地域においてiPhoneまたはiPadの初期設定でサードパーティアプリをデフォルト指定する設定項目が追加されている。
Public Betaは、パブリックベータプログラムに登録している人であれば誰でも無料でインストールし、正式リリース前の最新OSを試すことができる。ただし提供目的は正式リリースまでに、1人でも多くのユーザーからのフィードバックにより、完成度を高めること。不具合を発見した場合は、パブリックベータ版インストールと同時に追加される「Feedback」アプリから指摘しよう。
またパブリックベータ版は、既存の機能が利用できなくなるリスクもある。動作が安定した状態で一般公開されるまで、待つことをおすすめする。
プライベートや仕事用端末にパブリックベータ版をインストールした結果、仮に動作不良が起きたとしても、完全に自己責任だ。自分の意志でインストールすることになるため、不具合が起きてもAppleのサポートは受けることができない。自分で対処できる自信がないのであれば、インストールするべきではない。
試したい場合は、テスト用端末やサブ機など、動作が不安定になったとしても本来の使用目的に支障をきたさないデバイスを選ぼう。