目次
一目でわかるiPadOS 26
- iPadOS 18の後継。バージョン番号統一により「iPadOS 19」ではなくiPadOS 26に
- iOS 7以来12年ぶりの大規模デザイン刷新。Liquid Glassを全面採用
- NEW完全新設計のウィンドウシステム。Split View/Slide Overを廃止し、macOSライクな自由配置・リサイズに
- NEWウィンドウの3分割・4分割タイル表示に対応。フリックで素早く配置
- NEWメニューバー搭載。画面上部からスワイプでアプリのコマンドにアクセス
- NEWExposé対応。スワイプアップ&ホールドで全ウィンドウを一覧表示
- NEWファイルアプリがFinder風に刷新。リサイズ可能なカラム表示、フォルダのDock配置
- NEWプレビューアプリがiPadに初搭載。PDF閲覧・編集・Apple Pencilマークアップ対応
- NEWローカル収録機能。ビデオ通話中に高品質な映像・音声を個別録画(HEVC/FLAC)
- NEWバックグラウンドタスク対応。大容量ファイルの書き出しを他のアプリ使用中に実行
- NEWApple GamesアプリとジャーナルアプリがiPadに初登場
- 高性能iPadでは最大12ウィンドウを同時表示可能
- 対応機種はA12チップ以降のiPad(第7世代iPad非対応)
- 2025年9月15日リリース。最新版はiPadOS 26.2.1(2026年1月)
iPadOS 26の概要
iPadOS 26は、2025年9月15日にリリースされたiPad向けの最新メジャーOSだ。Appleが「史上最大のiPadOSリリース」と称する大型アップデートで、iPadOS 18の後継にあたる。全OSのバージョン番号統一により「iPadOS 19」ではなく「iPadOS 26」へ飛んだ。西暦の下2桁をバージョン番号とする新ルールで、iOS 26・macOS Tahoe(26)・watchOS 26と足並みを揃えている。
最大の変化は2つある。1つはLiquid Glassデザインの全面採用による12年ぶりのUI刷新。もう1つは、Split ViewとSlide Overを廃止して完全に新設計されたウィンドウシステムの導入だ。ウィンドウの自由なリサイズ・配置・タイル表示が可能になり、macOSに匹敵するマルチタスク環境が実現した。外部ディスプレイ接続時には「Macと見分けがつかない」と評されるほどの操作性を誇る。
ファイルアプリのFinder化、プレビューアプリの初搭載、バックグラウンドタスク対応など、プロユーザー向けの機能も大幅に強化。一方で従来のフルスクリーン操作もコントロールセンターからワンタップで切り替えられ、ライトユーザーの使い勝手も維持されている。
新機能まとめ
Liquid Glassデザイン
visionOSからインスピレーションを得たLiquid Glassデザイン言語が、iPadOS全体に適用された。UI要素は実際のガラスのように光や色を透過・屈折し、環境に動的に適応する。ロック画面の時刻表示は通知量に応じて伸縮し、iPadを動かすと3D効果で写真が動く「空間シーン」も追加。ホーム画面にはライト・ダーク・ティントに加えて「クリア」外観が追加された。
ウィンドウシステム
iPadOS 26の最大の目玉が、完全に新設計されたウィンドウシステムだ。従来のSplit ViewとSlide Overは廃止され(Slide OverはiPadOS 26.1で一部復活)、macOSのような自由なウィンドウ操作が実現した。
ウィンドウは自由にリサイズ・配置でき、左上の「信号機ボタン」(赤・黄・緑)でクローズ・最小化・フルスクリーン切り替えが可能。フリック操作でウィンドウを画面の2分割・3分割・4分割にタイル表示できる。一度リサイズしたアプリは、次回起動時も同じサイズと位置で開く。
Exposéはスワイプアップ&ホールドで起動し、すべてのウィンドウを一覧表示して素早く切り替えられる。メニューバーは画面上端からスワイプで表示され、アプリのコマンドやアプリ内検索にアクセス可能。サードパーティアプリのメニューバーカスタマイズにも対応する。Stage Managerも設定から引き続き利用可能だ。
ウィンドウ数に固定の上限はなく、デバイスのメモリや動作中アプリの負荷によって動的に変化する。高性能iPad(M4 iPad Proなど)では最大12ウィンドウを同時に扱える。
ファイルアプリ・プレビュー
ファイルアプリがmacOSのFinderに近い操作性に刷新された。リサイズ可能なカラム表示、折りたたみ可能なフォルダ、フォルダへのカスタムカラー・アイコン・絵文字の追加が可能に。フォルダをDockに直接配置でき、Macのドックと同じ「ファン」展開で中身にアクセスできる。特定のファイル形式を開くデフォルトアプリの指定にも対応した。
macOSでおなじみのプレビューアプリがiPadに初搭載。PDF・画像の閲覧・編集・マークアップ、AutoFill機能を使ったPDFフォームの記入に対応し、Apple Pencilとの連携も万全だ。
Apple Intelligence
ライブ翻訳がメッセージ(テキスト自動翻訳)、FaceTime(字幕表示)、電話(音声読み上げ)に対応。iPadOS 26.1で日本語を含む8言語が追加された。ショートカットの「モデルを使用」アクションでApple Intelligenceモデルを直接呼び出せるようになり、条件トリガー(時間帯、ディスプレイ接続など)による自動化も可能に。Genmoji、Image Playgroundなどの生成AI機能も搭載されている。Apple Intelligence機能の利用にはM1以降またはA17 Proチップが必要。
新アプリ・アプリ改善
- Apple Gamesアプリ:全ゲームを一元管理、友達とのチャレンジ・スコア追跡。Game Overlayでゲーム中にシステム設定や友達とのチャットが可能
- ジャーナルアプリ:iPhoneから初移植。日々の出来事やイベントを記録
- Phoneアプリ:iPadで電話の発着信、着信スクリーニング、保留アシストが利用可能
- Safari:コンパクトビュー搭載、スクロール時にタブバーが自動縮小
- メッセージ:投票機能、会話背景カスタマイズ、スマートリプライ
- カメラ:iPadの大画面を活かした改良。AirPodsカメラリモートが動画対応
その他の変更点
- ローカル収録:ビデオ通話中に高品質な映像・音声を個別録画(HEVC映像+FLACオーディオのMP4形式)
- バックグラウンドタスク:大容量ファイルのエクスポートやレンダリングをバックグラウンドで実行
- アプリごとに異なるマイクを指定可能に
- Liquid Glassの不透明度調整(26.1で追加)
- Dockからのドラッグでタイル表示・Slide Over配置(26.2で追加)
- アクセシビリティ:点字ユーザー向けの新体験、Vehicle Motion Cues強化
- ペアレンタルコントロール強化。子どもアカウントへの移行が容易に
対応デバイス
| モデル | 備考 |
|---|---|
| iPad Pro(M4 / M2 / M1) | 全機能対応・Apple Intelligence対応 |
| iPad Air(M3 / M2 / M1) | Apple Intelligence対応 |
| iPad mini(A17 Pro)第7世代 | Apple Intelligence対応 |
| iPad mini(第6世代) | |
| iPad mini(第5世代) | |
| iPad(第10世代) | |
| iPad(第9世代) | |
| iPad(第8世代) | |
| iPad Air(第3世代) | 最古のサポート対象 |
iPadOS 18からの変更点として、iPad(第7世代)が非対応となった。A12 Bionic以降のチップが必要。Apple Intelligence機能はM1以降またはA17 Proチップ搭載モデルが必要。ウィンドウシステムは対応する全iPadで利用可能だが、同時表示可能なウィンドウ数はデバイスの性能に依存する。
リリース日
- WWDC 2025で発表:2025年6月9日
- 開発者ベータ:2025年6月9日
- パブリックベータ:2025年7月
- 正式リリース(26.0):2025年9月15日
- 26.0.1:2025年9月30日(フローティングキーボード・VoiceOver不具合修正)
- 26.1:2025年11月3日(Slide Over復活、ライブ翻訳日本語対応、Liquid Glass不透明度調整)
- 26.2:2025年12月12日(Dockドラッグでタイル表示、Apple Music・Podcast改善)
- 26.2.1:2026年1月(第2世代AirTagサポート)
iPadOS 18との違い
| 項目 | iPadOS 18 | iPadOS 26 |
|---|---|---|
| デザイン | iOS 7系デザイン | Liquid Glass全面刷新 |
| マルチタスク | Split View / Slide Over / Stage Manager | 自由配置ウィンドウシステム |
| ウィンドウタイル | 2分割まで | 3分割・4分割に対応 |
| メニューバー | なし | スワイプでアクセス、検索可能 |
| Exposé | なし | 全ウィンドウ一覧表示 |
| ファイルアプリ | 基本機能 | Finder風にリデザイン、Dock配置対応 |
| プレビューアプリ | なし | iPad初搭載 |
| ジャーナルアプリ | なし | iPad初搭載 |
| バックグラウンドタスク | 非対応 | 大容量ファイル処理に対応 |
| ローカル収録 | 非対応 | ビデオ通話中に高品質録画 |
| ライブ翻訳 | 翻訳アプリのみ | メッセージ・FaceTime・電話に統合 |
| 電話機能 | 限定的 | Phoneアプリ搭載、着信スクリーニング対応 |
| 対応機種 | iPad(第7世代)以降 | iPad(第8世代)以降 |
iPadOS 26は、iPadの歴史における最大の転換点と言えるアップデートだ。macOSに匹敵するウィンドウ管理、Finder風のファイル操作、バックグラウンドタスク対応により、iPadは本格的なプロダクティビティデバイスへと進化した。外部ディスプレイとキーボード・トラックパッドを接続すれば「Macと見分けがつかない」体験が得られる一方、フルスクリーンモードへの切り替えもワンタップで可能なため、タブレットとしてのシンプルさも健在だ。
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