【iTunes→ミュージック移行問題】CDから読み込んだ音源、デバイスの同期機能、Windows版の今後
基本的にミュージックライブラリはそのまま引き継がれ、iTunes Storeの楽曲購入も従来通り可能に
macOS Catalinaでは「iTunes」は「ミュージック」「ポッドキャスト」「TV」アプリに分割することを正式に発表した。「iTunes」は実質廃止されると言っても過言ではない。それにも関わらず、Appleは壇上で僕らの気になる質問について答えてくれていない。
今までのミュージックライブラリはどうなるの?CDから取り込んだ音源は引き継げるの?デバイスの同期は?!Windows版「iTunes」は?Appleよ、18年の歴史を軽く見ないでくれ!
幸いにもArs Technicaがこれらの疑問についてまとめていたので、紹介する!
もちろんiTunes Storeは廃止されず、楽曲の購入も引き続き可能
Appleによると、「iTunes」のミュージックライブラリはすべて「ミュージック」アプリに引き継がれるという。これはCDから取り込まれた音源、どこから引っ張ってきたMP3ファイルなども含む。
「iTunes」から購入した音楽でなくても引き続きクラウド連携機能は利用でき、「iTunes Store」は今後も提供されるため、楽曲の購入もこれまで通りできる。
「iTunes」は名前のみが廃止され、大部分の機能は「ミュージック」アプリに引き継がれるという認識で問題無さそうだ。
デバイスの同期はmacOS CatalinaのFinderから可能に
「iTunes」を使ってiPhoneの同期を行っている人も少なくないだろう。「iTunes」が廃止されたらどうなるのか。
デバイスの同期機能やストレージ管理機能は「ミュージック」アプリに引き継がれるのではなく、macOS CatalinaのFinderから利用可能になる。機能そのものがmacOSに吸収されると発表されていた。
Windows版「iTunes」は分割されずにそのまま提供
Macで「iTunes」は分割されるが、Windowsではどうなるのか。
Appleによると「ほとんど変わらない」という。macOSのように3つのアプリに分割されることもなく、現行の「iTunes」と大きく変わらないとの説明を受けたそうだ。
ただ、これはあくまでも現時点におけるAppleの解答。Android向けに「Apple Music」を提供したように、Windows向けに「ミュージック」アプリを提供する可能性もゼロではない。