沖縄・金武町にあるタコライス発祥の店「パーラー千里」で元祖タコライスを食べてきた!キンタコ1号店!
2015年6月29日をもって閉店、今後は姉妹店の「キンタコ」こと「KING TACOS」へどうぞとのこと
18日からの4日間、僕は沖縄にいた。人生初の沖縄だ。
沖縄グルメと言えば「ちんすこう」や「サーターアンダギー」が真っ先に思い付くが、米軍基地があることからアメリカンフードも充実していて、街中を運転していると僕の苦手なルートビアが有名な「A&W」の店舗や巨大なステーキのお店を多数見かけた。
個人的に今回の旅で必ず食べたいと意気込んでいたのが「タコライス」。僕は大のタコス好きで、もちろんタコライスも大好き。沖縄が発祥の地ということで、ファンとしては行かずにいられなかった。
どうせ行くならタコライスを初めて出したお店に行きたいということで、向かったのはタコライス発祥の店「パーラー千里」。ちなみに「千里」は「ちさと」ではなく「せんり」と読む。
想像以上に巨大なタコライスに驚きつつ、トマトが細切れになっていないことにショックを受けつつ、ランチ時にモリモリ頬張ってきたので日本にタコライスを広めるきっかけとなった「パーラー千里」の元祖タコライスを紹介する!
タコライス世界一の街「金武町」でタコライスを食らう
タコライス発祥の地は沖縄だが、具体的には「金武町(きんちょう)」という地名が発祥の地となっているそうだ。「パーラー千里」から徒歩7、8分の場所に車を停め、歩いていると「タコライス世界一の町」という巨大な看板に迎えられた。
どうやら2,000食分のジャンボタコライスを作成し、2010年11月14日にギネス記録として認定されたそうだ。その重さ、なんと746kg。軽自動車約1台分という、あまり参考にならない例えが添えられていた。とにかくタコライス世界一の町として高いプライドがあることがよく分かった。ちなみに「原寸大」の文字にある花畑のような絵は近くでよく見ると分かるが、タコライスとなっている。
巨大看板から歩くこと5分、大通りを1本入った小道に目的の店はある。このエリアはタコライス激戦区となっていて、角には別のタコライス提供店「GATE 1」がある。その並びにある黄色い屋根のお店が元祖タコライスが食べられるのが「パーラー千里」。1984年から続いているお店らしい。
沖縄のタコライスと言えば「キングタコス」、略して「キンタコ」が有名のようだが、どうやら「パーラー千里」は「キングタコス」の1号店だったようだ。元祖であることをしっかりとアピールしている。
こちらがメニュー。店内で食べることもできるが、テイクアウトにも対応しているようだ。目の前に米軍基地があるため、この辺りの飲食店はテイクアウト用の窓口を用意している店舗が非常に多かった。店内は4人がけのソファー席が4つある。
今回注文して初めて知ったが、僕らが一般的に「タコライス」と呼んでいるものはご飯の上にお肉とチーズ、レタスとトマトが載っているイメージがあるが、少なくとも「パーラー千里」では「タコライス」(400円)はご飯と肉のみ。チーズを加える場合は「タコライスチーズ」(500円)、想像しているタコライスを食べるには「タコライスチーズ野菜」(600円)を注文する必要がある。
当然のごとく「タコライスチーズ野菜」を注文することに。数分して出されたのがこちら。想像以上のボリュームだ。そして注文してから出てくるのが早い、早い。
衝撃的なことにトマトが細切れになっていない。スライスされたトマトが2枚、飾り付けのように載せてあるだけだ。僕の持論ではタコライスにトマトは欠かせない存在だと思っているが、元祖タコライスはそれほど重要視されていないようだ。
ライスの上に少しスパイスの効いたひき肉にチーズ、大量のレタスとトマトが載せられている。
お肉のみに味付けがされているため、スプーンを縦にに差し込み、野菜やチーズだけではなくお肉と一緒に食べると非常に美味しい。物足りない、という人はピリッとスパイシーなサルサソースを掛けることを強くお勧めする。このサルサソースがかなり美味しい。
これが味付けされたお肉。タコライスの美味しさを支えていると言っても過言ではない。ライスを減らして肉増し、とかできたら良いのに!
元祖タコライスは男性も確実に満腹になるほどのボリュームだ。コーラ缶と並べてみるとそのボリューム感が少し伝わるだろうか。
食べ始めてから10分程経過したが、タコライスはこの通りまだまだある。ちなみにお皿ギリギリまで盛られているので、端から少しずつ崩しながら食べ、その開いたスペースにサルサソースを出して付けながら食べるとこぼしすぎず、綺麗に食べやすいような気がした。
まだまだある、タコライス!金武町のタコライスマップをチェック!
元祖タコライスを満喫し、店を出て歩いた少し先にタコライスマップなるものを発見。さすがタコライス激戦区というだけあり、沖縄ならではの美味しいタコライスを食べられるお店がズラリ。
上記には「ゴールドホール」や「リカモカフェ」などのカフェもあるが、沖縄・金武町で自分の食べたいタコライスを探しているという人のために上記マップに掲載されているタコライス提供店舗とその営業時間・定休日を以下にまとめておく!
店名 | 説明 | 営業時間 | 定休日 |
---|---|---|---|
GATE 1 | ライスはコシヒカリ、タコスミートはビーフ100%と素材にこだわるお店 | 10:30〜21:30 | 年中無休 |
パーラー千里 | 創業者の儀保松三が米兵相手に考案した「元祖タコライス発祥のお店」 | 平日11:30〜25:00 土日祝日10:30〜25:00 |
年中無休 |
ニューフィリー | 化学調味料、防腐剤無添加のヘルシー志向がこだわり | 平日17:00〜26:00 土日祝日16:00〜26:00 |
火曜日 |
パーラーポパイ | テイクアウト専門店 | 18:30〜25:00 | 月・木曜日 |
リトルキッチン | セットが人気、ファミリーや団体向け | 11:00〜15:00 16:30〜21:30 |
水曜日 |
ソフトリィー | コテージ風のテラス席が特徴、スープ付き | 4:00〜15:00 | 正月三が日のみ |
KING TACOS | 「キンタコ」の愛称で知られる「パーラー千里」の姉妹店 | 平日11:30〜翌5:00 土日祝日10:30〜翌5:00 |
年中無休 |
ホワイトキッチン | 全てがビッグサイズでボリュームが凄い | 16:00〜24:00 | 月曜日 |
なお、今回行った「パーラー千里」は創業者の儀保松三氏が米兵相手に考案したお店であるそうだ。なるほど、米軍基地ありきで生まれたグルメだったのか!
行って初めて知ったのだが、「パーラー千里」は残念ながら6月29日をもって31年間続けてきたお店を閉じるそうだ。今後は姉妹店である「キンタコ」こと「KING TACOS」へどうぞ、とのこと。
今月 6月29日月曜日をもちまして閉店致します。31年間 私たち パーラー千里を愛してくれたお客様、誠にありがとうございました。今月29日までは、金曜日、土曜日、日曜日、月曜日の営業となります。キングタコス金武本店の営業時間は、毎日 朝10:30〜翌3:00となっております。今後ともキングタコスグループをよろしくお願いします。m(._.)m ありがとうございます(^ ^)
Posted by パーラー千里 on 2015年6月20日
沖縄発祥のタコライス。その発祥の店である「パーラー千里」で僕にとって初の本場タコライスを味わうことができて本当に良かった!また沖縄に来た時には金武町に立ち寄るしかないな!
ご馳走様でした!
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