YouTube Rewind、完全終了
YouTube Rewindがスタートしてから10周年だが、10回目を迎える前に静かに廃止
YouTubeは、1年間を振り返る動画「YouTube Rewind」を制作しないと発表した。YouTube Rewindは今後用意せず、「YouTubeのトレンドを祝う、新しい体験を用意するために注力する」とコメント。詳細は明らかにしていないが、広報担当者によると、クリエイターに関わってもらう計画を考えているという。
Thank you to all the creators involved in Rewind – we’ll be 👀 for your Rewinds as we refocus our energies on celebrating you and the trends that make YouTube 🔥 with a different and updated kind of experience – stay tuned! → https://t.co/kI69C24eL0
— YouTube Creators (@YouTubeCreators) 2021年10月7日
YouTube Rewindは当初、純粋に「1年を振り返る動画」として用意されていた。しかし近年は、「YouTubeを見る人」と「YouTubeの中の人」で求めるコンテンツに乖離が生まれていた。
最もインパクトがあったのは、「YouTube Rewind 2018」。当時話題になったLogan PaulやPewdiepieなどの動画が含まれておらず、広告主に忖度していると指摘。当時低評価が最も多かったJustin Bieberの「Baby」を塗り替える、YouTube史上最も低評価が多い動画となった。
YouTube Rewindは、いつの間にか「YouTuberを見ると人が楽しめる振り返りコンテンツ」から、「広告主にアピールするための振り返りコンテンツ」になっていた。2019年は良く見られたクリエイター、動画、トレンドなどをまとめたが話題性に欠け、2020年は新型コロナウイルスの影響で用意されなかった。
About Rewind this year. pic.twitter.com/oVayH8iyqG
— YouTube (@YouTube) 2020年11月12日
YouTube Rewindは2011年に開始し今年で10周年を迎える。2021年は残り3カ月。節目を記念した新しいコンテンツに期待したい。
(Source: Tubefilter via The Verge)