iOS 13.2/iPadOS 13.2、マルチタスク機能に不具合？アプリを切り替えるとバックグラウンドで正常に動作しないバグが発生中か

相変わらず通信が途切れる不具合は直っていないと見られるiOS 13だが、またさらに新しい不具合が指摘されている。

先日リリースされた最新バージョン「iOS 13.2」では、iPhoneのバックグラウンド処理が正常に動作していない可能性が浮上。起動しているアプリから別のアプリに切り替え、その後元々起動していたアプリに戻ろうとすると、本来であれば切り替え前の状態が保持されているはずがアプリが終了したような状態になっていると報告されている。

実質的にマルチタスク機能がまともに動作していないことになる。

iPadOS 13.2でも同様の問題が報告されている

開発者であるMarco Arment氏もTwitterでこの問題を報告。このバックグラウンド処理の不具合に関係しているのか、バックグラウンドのダウンロード処理も正常に動作せず、正常に完了しないと報告している。Daring FireballのJohn Gruber氏も同じバグに遭遇しているとそうだ。

Major new bugs introduced in iOS 13.2:

– background downloads often hang forever and never run

– apps get killed in the background so aggressively that iOS effectively doesn’t offer multitasking anymore

…continuing the iOS 13 pattern of breaking long-held basic functionality.

— Marco Arment (@marcoarment) 2019年10月31日

コメントには「6GBのRAMを内蔵しているiPad Proでも同じ現象が起きてイライラする」と書かれ、「iPadOS 13.2」でも同様の問題が発生していると見られる。

YouTuberのAustin Evans氏も同じ問題を報告。メールを書いていた途中、Safariに切り替えてまた戻ったところ、メールの本文が消えていたという。

Same. I was writing an email, swiped to Safari and then went back and the entire thing was gone

— Austin Evans (@austinnotduncan) 2019年10月23日

複数のアプリを行き来するのであればまだしも、2つのアプリを行き来するだけで内容が保持されないことは最新のiPhoneでは起きるとは考えらず、「iOS 13.2」のバグである可能性が高い。

Appleはこの不具合に関してコメントしていない。他にもiOS 13では様々な不具合や動作不良が報告され、その一部はこちらの記事にまとめてあるので参考にどうぞ。