「iOS 8」のシェアは伸びず、横ばい!多数のバグが原因か?
「これまでで最も大きなiOSのリリースです。」と謳った「iOS 8」だが、その割にはなかなか浸透しない模様。やはりこれまで報告されている多数のバグが原因で多くの人がアップデートを躊躇っているのか?!
Appleが公開しているApp Store Distributionによると、「iOS 8」にアップデートする人は一旦ストップしているようで、前回の測定時とシェア率は変わらず横ばいとなっていることが明らかになった!
9月21日から1%しか伸びていないシェア率、その原因は?!
Appleが公開している「iOS 8」の割合はApp StoreへのアクセスしたデバイスのiOSバージョンで判定しているため、App Storeにアクセスしなければこのシェア率は上がらない。
とは言え、「iOS 8」の浸透は過去を思い返しても非常に遅く、以前に増して鈍化しているようだ。下記が9月21日に測定された結果と10月5日に測定された結果の比較。「iOS 8」のシェアが1%しか伸びていないのも不思議だが、「iOS 6」以前のiOSバージョンが増えているのもよく分からない。一体何が起きているのだろうか。
【img via 9to5Mac】
「iOS 8」のシェアが伸びない理由は次々と明らかになっている多数のバグが原因ではないだろうか。
「iOS 8.0.1」にアップデートすると圏外になるバグから始まり、「すべての設定をリセット」で「iCloud Drive」上のデータが強制削除されるバグが発見。さらに「QuickType」でユーザー名を入力すると予測候補にパスワードが表示されるという危険なバグも発見されている。「iPad Air」やiPad miniはアプリのダウンロードが進まない不具合も報告されている。通知が消えないバグは未だに直っていない。
このことを知っていれば「iOS 8」にアップデートしたくならないのも無理はない。「iOS 8.1」は10月20日にリリースする見通し。新機能追加よりも既存機能が正常に動作することをしっかり確認してもらいたいものだ。
(via 9to5Mac)