watchOS 11、正式リリース。睡眠時無呼吸の検出、翻訳アプリの対応、新文字盤の追加など
健康状態やフィットネスに関する詳細な情報を確認できる機能を追加
Appleは9月17日、watchOS 11を正式リリースした。
watchOS 11は、Apple Watchに健康状態やフィットネスに関する詳細な情報を確認できる機能を追加し、パーソナライズやインテリジェンス機能がさらに強化された。これにより、毎日の健康状態をより深く理解し、ワークアウトの長期的な影響も把握しやすくなる。さらに、機械学習を活用して、簡単に“写真”の文字盤を作成できるようになり、スマートスタックもアップデートされ、ウィジェットの提案やインタラクティブなウィジェット、ライブアクティビティが表示されるようになった。
フィットネス機能では、アクティビティリングのゴールを曜日ごとに調整することが可能になり、1日休む場合には一時停止もできる。その他、到着確認や翻訳アプリ、妊娠中の支援機能など、日常生活に役立つ機能も新たに搭載されている。
watchOS 11に対応するApple Watchモデル一覧
- Apple Watch Series 6
- Apple Watch Series 7
- Apple Watch Series 8
- Apple Watch Series 9
- Apple Watch Series 10
- Apple Watch SE(第2世代)
- Apple Watch Ultra
- Apple Watch Ultra 2
watchOS 11のリリースノート
バイタル
- 心拍数、呼吸数、手首皮膚温、血中酸素ウェルネス、睡眠時間などのヘルスケアの主要な夜間測定値を1か所でまとめて表示できます
- 毎日の健康状態の詳しい情報について、通常範囲内または通常範囲外に分類された数値が表示され、異常値がピンク色のボールドで強調表示されます
- 2つ以上の測定値が通常範囲外になったときに通知を受け取り、関連情報を確認してそれらの変化とほかの生活習慣要因との関連性を理解することができます
フィットネス
- トレーニングの負荷で、難易度評価に基づいてワークアウトの強度と継続時間が長期的に体に及ぼす影響を追跡できます
- ランニング、サイクリング、スイミング、ハイキングなどの一般的な有酸素ワークアウトの完了後に自動的に表示される推定難易度評価を確認できます
- 評価が4つの難易度レベル (“簡単”、“普通”、“きつい”、“かなりきつい”)のいずれに分類されるかを表示し、ワークアウトの完了時に求められる自分の難易度の感覚に合わせて変更できます
- ワークアウトアプリで、サッカーやアメリカンフットボールなどのさまざまなスポーツのセッション中の測定基準として距離が含まれるようになり、ローイング(屋外)やクロスカントリースキーなどの屋外ワークアウトにも経路地図が追加されます
- “スイミング(プール)”で、ワークと回復のセットに対応したカスタムワークアウトを作成できます
- カスタムワークアウトの“次はこちら”に、現在のインターバルの残り時間が表示され、次のインターバルに備えることができます
- アクティビティアプリで、アクティビティリングのゴールを曜日ごとにカスタマイズできます
- 1日、1週間、1か月、またはそれ以上の間休む場合、バッジ獲得の連続達成記録に影響しないようにアクティビティリングを一時停止できます
- iPhoneのフィットネスアプリの“概要”タブをパーソナライズして、自分にとって重要な指標(歩行距離、歩数、ランニングパワーなど)を表示できます
翻訳
- 20言語に対応し、音声入力した語句を自動的に翻訳したり読み上げたりできます
- スマートスタックのウィジェットを使って、翻訳アプリに素早くアクセスできます。ウィジェットは、Apple Watchの設定言語とは異なる言語が使用される場所を旅行しているときにインテリジェントに追加されます
- 普通話(中国語簡体字)、日本語、韓国語で、自然な会話に近いやり取りができるように、言語の発音をラテンアルファベットで表示できます
- 言語をダウンロードすると、モバイル通信にもWi‑Fiにも接続できない場合でもオフライン翻訳にアクセスできます(Apple Watch Series 9およびApple Watch Ultra 2で使用可能)
潮位
- 新しい潮位アプリで、世界中の115,000か所以上のビーチおよび5,000か所以上のサーフィンスポットの満潮と干潮、潮位の上昇と下降、潮位の高さと潮流の方向などの潮位データを確認できます
- 詳細な地図表示で現在地付近のビーチを見つけたり、名前でビーチを検索したりできます
- 潮位のコンプリケーションで文字盤をカスタマイズして、お気に入りのサーフィンスポットや最も近いビーチの現在の潮位情報を表示できます
スマートスタック
- スマートスタックでは、日時、場所、起床時刻や就寝時刻などによってインテリジェントに優先順位が決まり、自動的に表示されるウィジェットの提案により、最新の情報が表示されます
- ライブアクティビティで、アプリからの最新情報が表示され、アクティビティ、イベント、またはタスクの進行状況を一目で確認できます
- スマートスタックのウィジェットから直接アプリを操作できます
文字盤
- “ピープル”、“ペット”、“自然”、“都市”などの画像カテゴリを使用してダイナミックな“写真”の文字盤を作成すると、美的特性、構成、および顔の表情に基づいてiPhoneからインテリジェントにベストショットが選び出されます
- “フラックス”の文字盤では、ダイナミックなタイポグラフィとカラーを使用して時間の経過が視覚化されます。秒単位でカラーが下から上へと広がり、文字盤いっぱいまで広がります
- “リフレクション”の文字盤では、手首の動きに応じて変化するメタリック調の太陽を模したダイヤルによって光が反射される様子を確認できます
- 一部の文字盤(アストロノミー、カリフォルニア、ミー文字、モジュラー、モジュラーデュオ、モジュラーコンパクト、ユーティリティ、ワールドタイム、特大)で使用可能な9個の主要なインド文字(ベンガル、グジャラート、グルムキー、マラーヤム、メイテイ、オディア、オルチキ、テルグ)および3言語(ビルマ、クメール、ウルドゥー)のいずれかでApple Watchの時間表示をカスタマイズできます
睡眠時無呼吸の通知
- 呼吸の乱れのデータに30日間にわたる中等度から重度の睡眠時無呼吸の兆候が見られる場合に、睡眠時無呼吸の可能性を知らせる通知を受信できます(Apple Watch Series 9およびApple Watch Ultra 2で使用可能)
- “高い”または“高くない”に分類される“呼吸の乱れ”の指標により、睡眠中の呼吸パターンの中断が推定されます
- 睡眠時無呼吸の通知の受信後に、医療提供者とのやり取りに役立つ共有可能なPDFを確認できます
- 睡眠時無呼吸の診断を受けたことのない18歳以上のユーザを対象としています
その他の機能や改良
- “メッセージ”、“ワークアウト”のコントロール、またはスマートスタックから到着確認を開始して、事前に指定した時間になったとき、またはワークアウトの終了時に、友達や家族に通知を自動送信できます
- Apple Watchの“マップ”を使用して、オフラインのときでも、iPhoneにダウンロードしたウォーキングやハイキングのカスタム経路を表示したり、自分の経路のターンバイターン経路にアクセスしたりできます
- 駐車場への経路や開始時刻などのチケットに関連する情報を、チケットの最新情報と共にウォレットで表示できます
- ダブルタップジェスチャを使用して、“メッセージ”、“メール”、“天気”などのアプリをスクロールできます(Apple Watch Series 9以降およびApple Watch Ultra 2で使用可能)
- 自分のApple Watchを相手のiPhoneまたはApple Watchに近づけるだけで、Tap to Cashを使って相手に送金できます(Apple Watch Series 7以降、Apple Watch SE(第2世代)、およびApple Watch Ultraのすべてのモデルで使用可能)(米国のみ)
- iPhoneのヘルスケアアプリで妊娠を記録すると、“周期記録”で現在の妊娠期間を確認したり、妊娠中に起こった症状を記録したりできます
- リモコンで、音量、電源、Siriの“押さえて話す”などの追加コントロールにアクセスできるようになります
一部の機能は国や地域によっては利用できないことがあります。
詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください。
https://www.apple.com/jp/watchos/feature-availability/
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください。
https://support.apple.com/ja-jp/100100
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アップデートにかかる時間の長さをなんとかしてほしいですよね。
海外の人が「iPhoneでアップデートを開始した後にBluetoothを切って、Apple WatchのWi-Fiでダウンロードしている。」と書いていたのですが、本当に速くなるのかな。