当メディアのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています

watchOS 10:注目の新機能や改良点などまとめ

Apple Watch向けの最新OSに実装される主な新機能をピックアップ

WWDC23 Keynote 3787

Appleは6月6日、世界開発者会議「WWDC23」の基調講演で、Apple Watch向けに「watchOS 10」を正式発表した。

本記事は、watchOS 10の正式リリース時期、対応機種、主要な新機能や変更点をまとめた。参考にしてもらいたい。

watchOS 10、正式リリースはいつ?

Appleの最新OSは、WWDCで正式発表後、開発者向けベータ版やパブリックベータプログラム向けパブリックベータ版などを経て、秋に一般公開されるのが通例だ。

開発者向けのベータ版は基調講演の直後に配信開始。パブリックベータ版は例年、開発者向けのBeta 2と同時にリリースされる。

watchOSは、新型Apple Watchの時期に合わせて正式リリースされることが多い。例年であれば9月に新型Apple Watchが発表された翌週、現地時間の月曜日に配信される傾向がある。

watchOS 10の対応機種

watchOS 10が動作するためにはiOS 17以降がインストールされたiPhone XSまたはiPhone XR以降に発売されたiPhoneモデルが必要となっている。

watchOS 10の新機能・変更点まとめ

watchOS 10の主要機能は、以下のとおり。すべての機能はApple公式のwatchOS 10プレビューページを確認してもらいたい。

WWDC23 Keynote 4557

UIを大幅刷新。ウィジェット中心のUIに変更

WWDC23 Keynote 3806

watchOS 10では、文字盤画面からDigital Crownを回転するとスマートスタックが画面下から出現する。

スマートスタックは、ユーザーの状況に応じてタイムリーな情報が表示される。例えば、1日の始まりには天気アプリが天気予報を表示し、旅行中にはスマートスタックでウォレットから搭乗券が表示される。カレンダーやリマインダーが入れ替わりで上部に移動して次のミーティングやタスクを表示し、ポッドキャストなどの実行中のアプリもすぐに使えるように上部に移動する。

画面下からスマートスタックが出現するということは、コントロールセンターが行き場所を失うことを意味する。watchOS 10では、サイドボタンに割り当てられた。Digital Crownをダブルクリックすると、最近使用したアプリに戻る。

新しい文字盤が追加

watchOS 10では新しい文字盤が2つ追加された。

1つ目は、重なり合う3つの特徴的なレイヤーを用いて様々な色で時刻を描写し、時間の変化に合わせてディスプレイの色が変わる「パレット」。2つ目は、人気コミックのピーナッツが、スヌーピーとウッドストックが登場する新しい文字盤だ。

WWDC23 Keynote 4002
パレット

スヌーピーの文字盤は、時計の針と遊んだり、地域の天気に反応したり、ユーザーがワークアウトをすると活発に動いたり、インタラクティブにユーザーを楽しませてくれる。

WWDC23 Keynote 4021
スヌーピー

サイクリングの計測機能を強化

Apple WWDC23 watchOS 10 cycling Live Activity 230605

watchOS 10では、サイクリングのエクササイズ機能を強化。サイクリングワークアウトをwatchOS 10を搭載したApple Watchで開始すると、ライブアクティビティとしてiPhoneに自動的に表示され、タップすると、全画面表示になる。

心拍数範囲、高度、レースコース、カスタムワークアウト、新しいサイクリング速度表示などのワークアウト表示は、iPhoneのディスプレイサイズに合わせて最適化されるため、iPhoneを自転車に取りつけて走行中に手軽で簡単に確認できる。

またApple Watchは、パワーメーター、スピードセンサー、ケイデンスセンサーなどのBluetooth対応のサイクリングアクセサリに自動的に接続できるようになる。Bluetooth接続は、屋内と屋外のサイクリングワークアウトとGymKitに対応する。

理論上1時間継続できるサイクリング強度の最大レベルを示す、機能的作業しきい値パワー(FTP)の推定、サイクリングパワー(ワット)やケイデンス(RPM)などの新しい指標、パワーゾーンなどのワークアウト表示なども対応する。

ハイキングの計測機能を強化、コンパスアプリの機能改良

watchOS 10では、コンパスは2つのウェイポイントを自動的に生成する。1つ目は、「モバイル通信に接続できる最後の地点のウェイポイント」。2つ目は、万が一の場合に緊急電話をかけられるための「緊急電話に発信できる最後の地点のウェイポイント」だ。

米国では、等高線、山の陰影、標高の詳細情報、関心のある地点などが含まれる新しい地形図がAppleマップで表示される。米国外での対応時期は明らかにしていない。

心の健康に向き合う新機能

watchOS 10のマインドフルネスアプリは、瞬間的な感情や日々の気分を記録できる。Digital Crownを回して魅力的な多次元の形をスクロールし、自分がどのように感じているかを選び、最も大きく影響を及ぼしている項目を選択し、自分の気持ちを記述できる。

視覚の健康を管理する機能

近視は世界中で視覚障がいの主な原因となっており、近視のリスクを低減するために子どもは、子どもは1日に80〜120分以上は屋外で過ごすことが推奨されている。

watchOS 10では、Apple Watchの環境光センサーを使って日光の下で過ごした時間を測定できる。親はヘルスケア共有を使い、子どもが日光の下で過ごしている時間の長さを把握できる。

その他の新機能

NameDropに対応

Apple WWDC23 watchOS 10 NameDrop 230605

iOS 17に追加された、連絡先の交換機能「NameDrop」が利用できる。Apple Watchを相手のiPhoneに近づけることで簡単に連絡先情報を共有できる。

iPhoneのオフラインマップはApple Watchでも利用可能

iOS 17に追加されたマップアプリのオフラインマップ機能は、iPhoneとペアリングされていて接続範囲内にあるApple Watchでも利用できる。

服薬アプリにリマインド機能

服薬アプリは、指定した時間から30分経過しても服薬が記録されない場合にフォローアップのリマインダーを受け取れるようになる。

特集
関連キーワード
公開情報
執筆者g.O.R.i
コメント(0件)

コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は避けましょう。なお、コメント投稿時に「利用規約」に同意したとみなします。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

「watchOS 10」新着記事
トレンド検索