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Apple Watch Ultra 3、9月9日発表でUltra 2を完全に超える8つの理由

衛星通信機能や5G対応など、2年ぶりの大型アップデートで究極のApple Watchが誕生

Apple Watch Ultra 2 in New Satin Black Color 09

Apple Watch Ultra 3が9月9日のAppleイベントで登場予定だ。2023年のUltra 2以来となる新型で、ディスプレイサイズの拡大や衛星通信機能の搭載など、8つの大幅なアップデートが期待される。MacRumorsが、Ultra 3で予想される主要な新機能について詳細に報じている。

Ultra 3の登場により、Apple Watch Ultraシリーズは2年ぶりのメジャーアップデートとなる。特に初代Apple Watch Ultraからの買い替えユーザーにとって、劇的な進化を実感できる内容になりそうだ。

ディスプレイサイズが拡大、過去最大の表示領域を実現

iOS 26ベータ版の解析により、Ultra 3では422×514ピクセルの解像度が確認されている。現行のUltra 2の410×502ピクセルから明らかにサイズアップしており、Apple Watch史上最大のディスプレイになる可能性が高い。

ケースサイズの変更は予想されていないため、ベゼル幅を狭めることで表示領域を拡大する設計と考えられる。これにより視認性が向上し、Ultra特有の大型デザインをより有効活用できるようになるだろう。

新世代チップでパフォーマンス向上、内部構造も刷新

2年間のブランクを経て、Ultra 3には新しいプロセッサが搭載される見込みだ。現行モデルはS9チップを採用しているが、2024年のSeries 10ではS10チップが導入されている。

S10チップは性能面での大幅な向上は見られないものの、より薄型の設計により内部空間を有効活用できる。Ultra 3では、この空間を大容量バッテリーや追加センサー、新たな通信ハードウェアの搭載に活用する可能性がある。

内部情報によると、AppleはS11チップの開発も進めており、Ultra 3への搭載も検討されているという。ただし、大幅なパフォーマンス向上は来年のS12チップまで待つ必要がありそうだ。

Series 10の先進技術を継承、リフレッシュレートも向上

2024年にUltraシリーズの更新を見送ったことで、Series 10がディスプレイ技術で先行する形となった。Ultra 3では、この技術格差の解消が確実視されている。

Series 10が採用するLTPO3 OLED常時表示Retinaディスプレイは、Ultraの現行LTPO2パネルから大幅に進化している。常時表示モードでのリフレッシュレートが向上し、文字盤の秒針が滑らかに動作するようになる。

さらにSeries 10の広角OLEDディスプレイも継承される予定で、斜めから見た際の輝度が最大40%向上する。これらの技術的優位性により、Ultra 3はApple Watch最高峰のディスプレイ性能を実現するだろう。

衛星通信機能でオフグリッド環境にも対応

Ultra 3では、Apple Watch初となる衛星通信機能の搭載が有力視されている。iPhone 14以降と同様に、携帯電話の電波やWi-Fiが届かない僻地でもテキストメッセージの送受信が可能になる。

Bloombergの今年初めの報道によると、AppleはUltraシリーズへの衛星機能導入を積極的に進めているという。iPhoneでは当初緊急SOS専用だったが、iOS 18で一般的なテキスト会話にも対応が拡大された。

Ultra 3でも同様のモデルが採用されれば、完全にオフグリッドの状況でも誰とでもメッセージのやり取りができるようになる。iPhoneと同じく2年間の無料サービスが提供される見込みだ。

充電速度が大幅向上、30分で80%充電を実現

Series 10では、セラミックとサファイアクリスタルの背面から金属製に変更され、より大型の充電コイルと統合アンテナが搭載された。Ultra 3でもこの新設計の採用により、充電速度の大幅な向上が期待される。

実際の効果は顕著で、Series 10では30分で80%充電を達成し、Series 9から15分の短縮を実現している。一方、現行のUltra 2は大容量バッテリーと旧式の背面設計により、同水準まで1時間を要する。

新しいケーシング採用により、Ultra 3では急速充電性能の向上と通信性能の強化を同時に実現できるだろう。

5G対応でウェアラブル通信の新時代へ

BloombergThe Informationの報道によると、Ultra 3ではQualcommモデムからの脱却が計画されている。Appleは独自モデムではなく、ウェアラブル向け5Gソリューションを開発するMediaTekとの協業を選択したという。

この変更により、Apple Watchとして初の5G対応が実現する。現行の携帯電話対応モデルは4G LTEに留まっており、2020年にiPhoneが5G対応を果たしてから5年遅れでの対応となる。

MediaTekのチップは5G RedCapに対応しており、フル5Gの速度や帯域幅を必要としないコネクテッドデバイス向けに最適化されている。

血圧モニタリング機能の搭載にも期待

Appleは数年間にわたって血圧モニタリング技術の開発を進めており、昨年の報道ではUltra 3の目玉ヘルス機能として登場する可能性が示唆されていた。ただし、精度と信頼性の課題から、実際の搭載時期は不透明な状況だ。

仮に実装された場合でも、医療グレードの血圧計のような正確な収縮期・拡張期血圧の測定ではなく、上昇傾向の追跡と高血圧の長期的な検出に焦点を当てた機能になる見込みだ。検出されたアラートは医療従事者との相談材料として活用できる。

高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれ、深刻な健康被害が生じるまで気づかないケースが多い。Apple Watchの既存心拍機能である心房細動検出、単誘導心電図、血中酸素モニタリングと同様に、予防医学の観点から重要な役割を果たす可能性がある。

Ultra 3は9月9日のAppleイベントで正式発表され、iPhone 17シリーズと共に注目を集めることになるだろう。2年間の技術革新を結集した究極のApple Watchとして、ウェアラブルデバイスの新たな可能性を示すことになりそうだ。

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公開情報
更新日2025年08月23日
執筆者g.O.R.i
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