Apple幹部、10年続いたWWDC「The Talk Show Live」出演を初めて辞退
Gruber氏のApple Intelligence批判が影響か、AI遅延で「ぶっちゃけトーク」困難に
MacRumorsによると、2015年から続いてきたWWDCでの恒例行事に変化が起きている。Daring FireballのJohn Gruber氏が毎年開催している「The Talk Show Live」に、今年はAppleの幹部が出演しないことが明らかになった。
The Talk Show Liveの最大の魅力は、Apple役員があらゆることを「ぶっちゃける」ことにある。WWDCで開催される非公式コンテンツとして絶大な人気を誇ってきたのも、普段は聞けない本音トークが期待できるからだ。しかし現在のAppleは、自社AIにおいて競合他社から大幅に遅れを取っている状況にある。
10年間続いてきた伝統が途切れる背景には、Gruber氏の最近のApple批判があると見られている。特に3月のブログ投稿「Something Is Rotten in the State of Cupertino」では、Apple Intelligenceの遅延を受けて同社の姿勢を厳しく批判していた。Gruber氏は昨年のWWDCでAppleが実際には機能していないApple Intelligence機能をデモしていたと指摘し、これを「ベイパーウェア」と表現した。
鋭い質問で知られるGruber氏に対して「ぶっちゃける」ことを期待されるイベントで、お茶を濁すような回答が増えてしまった場合、イベントとしても満足度が下がってしまう。Appleとしても不利な状況になることは明らかだ。Apple側が出演を断った明確な理由は公表されていないが、「批判への報復措置」との見方がされている一方で、実情としては「イベントの期待に応えられる可能性が低い」として参加を見送った可能性が高いと僕は予想している。
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John Gruber氏ですか!?めちゃくちゃよく見てますね……僕も見てみよっと……
司会の方は、一昨年までApple Watchを着用していたのに、去年は普通の腕時計だったのが記憶に残っています。
ただの気分で、深い意味はないかもしれませんが。