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どっかの光学関係者
2024.07.25
g.O.R.iさん簡単ですが回答します.
前提として多くのスマートフォンは可変絞りを搭載しておりません.そのため「今までf1.4〜f22まで撮影できたとして、それがf26まで可能になる」とありますが,iPhone 15 Proを例に出すとどのような撮影においてもメインカメラで撮影する際にはF1.78のままで撮影され,露出はシャッター速度とISO感度によってのみ調整され絞り値は一定です.
つまり一眼カメラのようにSS,F値,ISO感度の3つで調整ではなく,SS,ISO感度の2つのみで調整されています.イメージとしてはRF800mm F11 IS STMと同じです.可変絞りが搭載されていない点が一般的なスマホと同じレンズなのでイメージがつくでしょうか?
可変絞りを搭載するメリットとしてはテーブルフォト等の際に,ボケ過ぎることを防ぐことができます.
例としてXperia Pro-iには可変絞りが搭載されており,上記のシチュエーションへの対応をうたっていました.
可変絞りを入れるメリットは下記があげられると思います.
1:被写界深度を増やせる→特に至近距離の被写体がボケ過ぎることを防ぐことができる
2:露出時間を増やすことができる→流し撮りや長時間露光が可能になる
3:光芒を出せる→絞り羽を用いた絞りであれば,光芒を出すことが可能になる.ただし,円形絞りを入れ替えるタイプだと光芒は生じない

って感じですかね?詳しい光学設計者等いましたら補足,修正をお願いします.
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