当メディアのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています

Apple梅田が7月26日オープン:”日本初”盛り沢山の新店舗レポート

2つのメインエントランス、Apple Vision Pro専用「SPACES」――心斎橋とも京都とも違う“日本初づくし”の新店舗

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 07

Appleが7月26日(土)10時にグランドオープンするApple梅田のメディア向け内覧会に参加してきた。関西地方3店舗目、全国では現役店舗として11店舗目となる新店舗だが、「また単なる”新しいApple Store”でしょ」と思ったら大間違いだ。Apple梅田には「日本初」がいくつもあるのだ。

20年の大阪愛を注ぐストアリーダーが描く店舗ビジョン

Apple梅田のストアリーダーを務めるのは、アメリカ出身ながら大阪在住20年のスコット・ノルマンディー氏だ。内覧会では「この街の活気、美味しい食べ物、そして温かい人々を深く愛している」と語り、地域への愛着を隠さなかった。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 01

同氏によると、Apple梅田は「大阪駅のメインの目の前」という絶好のロケーションを活かし、地域住民はもちろん通勤・通学者や観光客まで幅広い層に対応できるよう設計されている。今回の内覧会では、人気YouTuberのマメさんを講師とした特別版Today at Appleも実施され、iPhoneを使った写真撮影のコツやApple Intelligenceの活用について15分間熱く語る姿が印象的だった。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 04

他にはないT字型デザインと2つのメインエントランス

Apple梅田で最初に目を引くのが、他のApple StoreにはないT字型の店舗デザインだ。入り口は2つあり、駅側が「ブリッジ・エントランス」、グランフロント側が「モール・エントランス」となっており、スタッフによると「どちらもメインエントランス」だという。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 15
ブリッジ・エントランスからの見え方

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 37
モール・エントランスからの見え方

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 38
モール・エントランスの先にあるピックアップエリア

特に注目したいのが、ブリッジ・エントランス側に向けて建物全体がカーブするデザインだ。これこそが、いかにも「Appleらしい」と感じる細部へのこだわりで、店舗を訪れる際にはぜひそのような無駄に細かい部分についてもチェックしてもらいたい。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 37

モール・エントランスを入ると、正面にはピックアップ用のテーブルがあり、そこに至るまでには高さの異なる机がいくつか並べられている。一般的なApple Storeに比べて高いものと低いものがあり、ユニバーサルデザインへの配慮が感じられる。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 27
机の高さが異なる

なお、他の最新店舗にある巨大なディスプレイ「ビデオウォール」は用意されておらず、Today at Appleなどのセッションはディスプレイを使って行う仕様となっている。

日本初のApple Vision Pro専用体験と充実の設備

Apple梅田で特に注目したいのが、日本で初めて導入されるApple Vision Pro専用エリア「エクスペリエンスルーム」だ。これはApple Vision Proについて1対1でじっくりと相談できる専用スペースで、パーソナライズされたショッピング体験を提供する。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 31

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 33

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 34

バーのようなデザインが美しいGenius Bar

技術的サポートを受けられるGenius Barは、まるでバーのようなデザインが採用されており、Appleらしい机のカーブが美しい。2種類の高さが用意され、ユニバーサルデザインに対する本気度が伺える。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 11
Genius Bar

椅子も低いものと高いものが用意されており、利用者の身体的特徴に配慮した設計となっている。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 21
Genius Bar

店内では他にも以下のような最新サービスが利用できる:

日本初のウォーターサーバーと充実のバリアフリー設備

「日本初」が複数あるというApple梅田だが、店舗左奥にある通路を進むとバリアフリートイレとジェンダーフリートイレがあり、その中央には日本初となるウォーターサーバーが用意されている。自分自身のボトルを持ってくれば、いつでもここで水を補充できる仕組みで、非常にありがたい配慮だ。
 
Apple Store Umeda Grand Opening July26th 26
お手洗いはこの先にある

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 23
ウォーターサーバー

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 24
ジェンダーレストイレ

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 25
バリアフリートイレ

トイレはそれぞれ広々としており、車椅子利用者のために広い通路も確保されている。補聴器利用者向けには店内どこでも使えるヒアリングループを用意し、専用テーブルでセッション参加も可能だ。

環境への配慮も徹底されており、天井には金属使用を最小限に抑えたバイオ素材の吸音パネルを採用。Appleの全施設と同様に100%再生可能エネルギーで運営される。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 20
バイオ素材の吸音パネル

地域ビジネス支援の新たな拠点として

単なる製品販売店に留まらず、Apple梅田は地域貢献の役割も担う。中小企業向けには専門のビジネスチームが事業成長をサポートするツールやアドバイスを個別提案し、開発者やスタートアップに対しても幅広い支援を提供する予定だ。

ノルマンディー氏は「171名の素晴らしいチームが揃っており、世界中から訪れるお客様を迎える準備ができている」と自信を示した。

オープン当日限定の記念品セットが登場

グランドオープン当日は、来店者に数量限定でオープン当日限定の記念品が用意されている。トートバッグ、マグネット式ピン、ステッカーの3点セットが、Apple梅田専用の素敵な紙製箱に入って提供される予定だ。

Apple Store Umeda Grand Opening July26th 39

これはApple川崎のオープン記念品[1]と同じ3点セット構成となっており、Apple Storeのオープン記念品としては定番の組み合わせとなっている。当日並ぶ人は、水分補給や熱対策を万全にした上で、記念品をゲットしてもらいたい。

Apple梅田の登場により、大阪は心斎橋と梅田の2店舗体制となり、関西圏でのAppleの存在感がさらに強化されることになる。日本初の設備と独特なデザイン、そして地域への深い愛情が込められた新店舗は、単なるApple Storeの枠を超えた体験を提供してくれそうだ。

もっと読む

12本の記事を表示する
特集
公開情報
更新日2025年09月27日
執筆者g.O.R.i
コメント(1件)

コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は避けましょう。なお、コメント投稿時に「利用規約」に同意したとみなします。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  1. 通りすがりの読者(コメントID:706074)

    あの修理で待つ時の、店員を探して口頭で受付してもらって、座りにくい椅子で待って、口頭で名前呼ばれて……というアップルにしては原始的な待ち方は改善されてないのだろうか?そういや昔はモニターに名前出てましたね。

「Appleニュース・噂 ・最新情報」新着記事
トレンド検索