AppleのスマートホームハブがSiri遅延で再び延期。発売は今年9月か
本体はすでに完成済み——7インチ正方形ディスプレイ、顔認識カメラ搭載、tvOS 27ベースのOSを採用予定
AppleのスマートホームハブがSiriの開発遅延を理由に発売延期となり、2026年9月まで登場しないとみられる。
Bloombergが報じた。Siriの刷新が予定より大幅に遅れており、そのSiriと密接に連携するスマートホームハブも発売を先延ばしせざるを得ない状況が続いている。
Appleはもともと、このスマートホームハブを2025年春に発売する計画を持っていた。しかしApple Intelligence版Siriの完成が2026年以降にずれ込むと判明したことで、発売目標をiOS 26.4のリリースに合わせた2026年春へと変更。ところが現在公開されているiOS 26.4のベータ版には新しいSiriが搭載されておらず、Appleは再び発売時期を9月へと後退させることになった。Siri開発の課題によるスマートホームハブの延期については、以前から繰り返し報じられてきた。
Bloombergによると、Siriの精度に関する問題が解決できていないほか、発表済みの機能を安定して動作させることにも苦戦しているという。
完成はしているのに、出せない
ハードウェア自体は数カ月前にすでに完成しており、発売できる状態にあるとされる。発売を阻んでいるのはSiriの仕上がりだけだ。
デバイスのデザインはiPadに近く、7インチの正方形ディスプレイを搭載。壁への取り付けやスピーカーベースとの組み合わせも可能で、カメラによる顔認識機能も備える。部屋に人がいるかどうかを認識し、近づいた人物に合わせたコンテンツを表示する仕組みだ。なお、別の情報によるとMagSafe風の壁面マグネット吸着機能を搭載するプロトタイプも確認されているという。
スマートホーム製品の操作を中心に、通話、カレンダー、リマインダーといったApple標準アプリの利用など、家庭向けAIハブとしての役割を担う設計となっている。ディスプレイ付きスマートスピーカーであるAmazon Echo Showに近いコンセプトの製品だ。
独自のApp Storeは持たないが、Appleの標準アプリを一通り利用できる。アイコンはApple Watchに似た丸形で、OSはtvOS 27ベースのものが採用されるという。以前の報道では、このデバイスは「Charismatic」というコードネームの全く新しいOSで動作するとされており、tvOSとwatchOSの要素を組み合わせた設計が特徴だとされていた。
Siriの遅延がすべての鍵を握る
Appleが新しいSiriを初めて披露したのは2024年6月のことで、当初はiOS 18.4での提供を予定していた。パーソナライズ、画面認識、アプリ間での操作連携、Image Playgroundを使った画像生成、Web検索結果の要約といった機能が予告されていた。
9月は通常、iOSメジャーアップデートのリリース時期にあたる。スマートホームハブの発売が9月になるということは、新しいSiriの機能はiOS 27で初めて提供されることになる可能性が高い。当初はApple Intelligence版Siriの改良をiOS 27で段階的に拡張し、ChatGPTのようなチャットボット形式への刷新を予定していたが、一連の新機能がiOS 27でまとめて提供される形になりそうだ。
Appleは新しいSiriを2026年中にリリースすると約束しており、9月のリリースであればその期限は守られることになる。
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