Apple、ChatGPTに対抗か。新チーム「AKI」で独自の検索機能を本格化
GoogleやOpenAIに対抗、将来のSiri・Safari統合に向けた「アンサーエンジン」構築プロジェクトが始動
Apple、独自のChatGPT風検索機能の開発に乗り出していることが分かった。同社が「Answers, Knowledge, Information」(AKI)と名付けた新チームを立ち上げ、ウェブを巡回して質問に答える「アンサーエンジン」の構築を進めている。Bloombergのマーク・ガーマン氏が伝えたところによると、このプロジェクトはまだ初期段階にあるものの、スタンドアロンアプリの開発も検討されているという。
大規模な人材募集でプロジェクトが本格化
Appleは現在、このAKIチームのために米国と中国で12以上のポジションの求人を掲載している。募集要項には「ユーザーの個人的な質問に答えるSiriの能力向上」を担うスタッフ機械学習エンジニアのポジションも含まれており、プライバシーを最優先としながら、ユーザーの個人文書を使って質問に答える大規模言語モデルの開発を行う役割が明記されている。
このチームは、以前Siriを統括していたロビー・ウォーカー氏によって率いられている。ウォーカー氏は、エンジニアリングの遅れを受けたSiriチームの再編成の際に、現在の役職に就任した人物だ。
GoogleとOpenAIに対抗する戦略的転換
この動きは、AppleがAI分野で大きく出遅れている現状を受けたものだ。現在のSiriは複雑な質問に対して、簡易版のChatGPTに処理を委ねるか、単純にGoogle検索に誘導するだけという状況が続いている。また、GoogleとのAppleの検索契約が米司法省の訴訟により危機に瀕していることも、独自検索機能開発を急ぐ理由の1つとなっている。
Appleのサービス担当上級副社長エディ・キュー氏は法廷で「AI検索が未来だ」と証言し、同社がPerplexityのようなスタートアップとの提携も検討していることを明かした。しかし今回の報告は、Appleが外部との提携よりも自社開発を優先する方向に舵を切ったことを示している。
Siri刷新の遅れが開発を後押し
当初Appleは2024年にOpenAIとの提携でSiriにChatGPT機能を組み込む戦略を取っていたが、より高度なパーソナライズされたSiriの登場は2026年まで延期されている。さらに完全に会話的なSiriの実装はiOS 27まで先送りされており、AppleのAI開発における遅れが浮き彫りになっている。
この新しいアンサーエンジンは、将来のSiri、Spotlight、Safariの検索機能を支える基幹インフラとして位置づけられている。プロジェクトがまだ初期段階にあることを考慮すると、実際のサービス開始は数年先になる可能性が高いが、AppleがAI検索分野で本格的な競争に参入する意志を明確に示したといえるだろう。
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近頃、ChatGPTのプライバシーが気がかりです。
Apple製のAIはプライバシーを厳守してくれそうで惹かれます。