ザッカーバーグ、裁判で明かした”秘密の接触”。2018年にクックへ「子供の安全を相談した」
ビッグタバコ訴訟に例えられる歴史的裁判、MetaとAppleの「年齢確認の責任」を巡る対立も明らかに

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOが、Appleのティム・クックCEOに「10代の若者と子供たちの安全」を議題にメールを送っていたことが、今週の裁判の証言で明らかになった。
9to5Macが報じたところによると、弁護側の質問に答えるかたちでザッカーバーグ氏は「当社とAppleが協力できることがあると思い、ティムと話したかった」「自社のサービスを利用している10代の若者や子供たちの幸福を気にかけている」と述べた。メールのやり取りは2018年2月のものだが、具体的な内容は明らかにされていない。
証言が行われたのは、ニューメキシコ州がMetaを相手取って起こした訴訟だ。同州は、MetaがFacebookやInstagramにおける児童への性的搾取や人身売買を防がなかったと主張しており、2023年に提起されたこの裁判は「歴史的な訴訟」として注目を集めている。専門家からは、企業が製品の危険性を隠蔽したとして問われた1990年代のビッグタバコ訴訟との類似性を指摘する声もある。
対立が始まる”前夜”のメール
ザッカーバーグ氏とクック氏の関係は広く対立的なものとして知られているが、この2018年2月のメールは、2人の関係が公の場で険悪になる前のやり取りだ。両者の対立が表面化したのは同年3月で、Facebookのプライバシー問題(ケンブリッジ・アナリティカスキャンダル)をめぐってクック氏が公の場でFacebookを複数回にわたって批判したことがきっかけとなっている。
今回の裁判でクック氏の名前が出るのはこれで2度目だ。今月初めには、ザッカーバーグ氏が自社プラットフォームの害に関する安全性調査を縮小すべきだと示唆したメールが証拠として提出され、その際もAppleが「モデルケース」として引き合いに出されていた。
安全性調査を行わないAppleを「手本」としつつ、一方ではAppleと協力して子供の安全を守りたかったとも述べる——この2つの発言が同じ裁判で並んでいる状況は、Metaが置かれた複雑な立場を浮き彫りにしている。
「年齢確認はApple任せ」の溝
MetaはAppleやGoogleがアプリのダウンロード段階で年齢確認を担うべきだという立場を取っている。これに対しAppleは、年齢確認はアプリストア(マーケットプレイス)レベルではなく各アプリ開発者が対処すべきものだとして、データの最小化を重視したアプリ個別の対応を主張している。
両社の見解は依然として平行線のままで、解決の糸口は見えていない。未成年者の保護をめぐる「責任の所在」をめぐる議論は、この裁判を通じてさらに激化する可能性がある。
この裁判はMetaが今年対応しなければならない複数の重大訴訟のうちの1つだ。その判決内容次第では、Metaのビジネスにとどまらず、ソーシャルメディア業界全体の規制の在り方を左右しかねない。
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