iOS 11.2.5の不具合:インド語の文字列を受信するとアプリがクラッシュするバグが発見
iPhoneをクラッシュするバグは過去に何件が報告されているが、MobileWorldによると、インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州およびテランガーナ州の公用語であるテルグ語のとある文字列を受信するとアプリがクラッシュし、その後、アプリを起動することができなくなってしまうというバグが発見された。
当初は「メッセージ」アプリのみが対象だったと見られていたが、現在は「メッセージ」アプリに限らず、TwitterやWhatsAppなどでも同様の文字列を受信すると、その受信したアプリがクラッシュし、起動できなくなることが確認されている。
通知で文字列が表示されるとシステムがクラッシュする
トリガーとなっている文字列が通知に表示されるとより症状が深刻になる。通知を確認後、該当するアプリを起動しようとするとシステム全体がクラッシュし、強制的に再起動する。
Another iOS bug is crashing iPhones and disabling access to iMessage https://t.co/9do0xyz7k4 pic.twitter.com/15Ripq7PP8
— Tom Warren (@tomwarren) February 15, 2018
再起動を待たずに自ら強制再起動した場合、俗に言う「リンゴループ」に陥る可能性があるとのこと。その場合、打開策はDFUモードに入るしかないそうだ。
なお、The Vergeはこのバグを再現することに成功。今のところ解決方法としては友人に別のスレッドでメッセージを送ってもらい、文字列が含まれるスレッドを削除するしかないそうだ。
幸いにもAppleはこの問題を認識しているようで、「iOS 11.3」のベータ版では既に修正済みであることが確認されている。大多数の人には関係ないかと思うが、万が一インド語でやり取りする機会があれば気をつけるべし。
(via 9to5Mac)