特定の絵文字を含むメッセージの受信でiPhoneがクラッシュする不具合が判明
黒丸の絵文字および左向きを指している絵文字を含むメッセージを受信した場合、「iOS 11.3」または「iOS 11.4」のベータ版をインストールしているiPhoneまたはiPadの「メッセージ」アプリがクラッシュする不具合が判明した。
このバグはUnicodeテキストによるバグ。悪用を防ぐため実際の文字列はここには書かないが、一見数文字しかないように見える文字列には1,000種類ものUnicode文字が含まれ、それらをiPhoneが読み込もうとすると処理しきれず、結果的にクラッシュする、という仕組みになっている。
iOSだけではなく、macOSやAndroidにも影響
今年1月には同様の不具合としてインド語の文字列を受信するとアプリがクラッシュするバグが話題になっていた。
恐ろしいことに、今回のバグはiPhoneやiPadなどのiOSデバイスだけではなく、MacやAndroidでも同様に影響を受ける可能性があると9to5Macは指摘している。
このような不具合があることが話題になっている以上、一部ではわざわざこの文字列を嫌がらせで送りつけてくる人もいるかもしれない。万が一そのようなメッセージを受信した場合は下記手順でメッセージを開かずに削除する必要がある。
- 「メッセージ」アプリを強制終了する(参考:iPhoneの不具合?バグ?動作不良が起きた時に試すべき対処法)
- 「メッセージ」アプリを「3D Touch」し、「新規メッセージ」をタップ
- 新規メッセージ画面が表示されるので、「キャンセル」をタップし、メッセージ一覧を表示する
- 問題のある文字列が表示されているメッセージを一覧から削除する(左方向にスワイプ)
iPhoneおよびiPad向けソフトウェアの現行バージョンだけではなく、次期アップデートバージョンでもこのUnicode文字による不具合は再現できることが判明している。Appleは近日中にこれらに対処するマイナーアップデートを配布すると見られる。
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