パッとしないM2 MacBook Pro、ファン内蔵が優位性になるか
M2 MacBook ProにあってM2 MacBook Airにないもの、それはファン。M2チップになって効果は発揮されるのか

M2チップを搭載したMacを買うなら、まずはM2 MacBook Airを勧めるだろう。薄型化されたベゼルで実現された13.6インチのディスプレイ、懐かしの12インチMacBookよりも薄い新デザイン、2つのThunderbolt/USB4ポートをフルに活用するための充電専用MagSafeポートなど、ハードウェアとしての魅力が詰まっているからだ。
一方でM2 MacBook Proは見た目は一切変わらず、全く同じ筐体にM2チップを置き換えたに過ぎない。「世界で2番目に売れているラップトップ」と紹介した割には基調講演でもわずか1分20秒しか使われず、取ってつけたような発表内容だった。
しかしMacBook Airにはない構造が採用されている。ファンの内蔵だ。これが優位性になるかどうか、注目している。
M1 → M2による性能向上でファンが役立つ可能性
YouTubeチャンネル「Max Tech」は昨年、MacBook AirとMacBook ProのM1モデルを比較を公開。詳細は動画をチェックしてもらいたいが、以下の性能差が見られたと報告している。
- 高負荷時のキートップ温度:MacBook Proのほうが2〜3度低い
- Cinebench R25:10分間にわたる高負荷でMacBook Proのほうが約14%高いスコア
- Lightroomで4,200万画素のRAWファイルの書き出し:MacBook Proのほうが10秒早い
- Final Cut Proで動画の書き出し:性能差なし
ファンの有無は、パフォーマンスには大きく貢献しなかった。Cinebench R25では動作中にファンは回転したが、終了とともにファンも止まったという。ファン内蔵の恩恵はあまりなかった。
しかしM2チップでは状況が変わる可能性がある。今年のM2チップは、第2世代第2世代の5nmテクノロジーで構築。M1チップと比べてCPU性能が18%高速化、GPU性能が35%高速化、ニューラルエンジン性能が40%高速化している。
※M1 MacBook Airは8コアまで選択できたが、現在は7コアしか選択できない
注目ポイントは、GPU性能だ。Appleによると、最大35%のパフォーマンスが向上しているというが、同時に電池消費は約5W増えている。
M2 MacBook AirとM2 MacBook Proの製品ページで、M1モデルと比較したゲームのパフォーマンスを比較したグラフを見ると、MacBook Airは1.3倍だが、MacBook Proは1.4倍と記載されている。どちらもマシーンスペックの条件やプレイしたゲームは一致しており、ファンを内蔵したMacBook ProのほうがM2チップのポテンシャルを引き出せている可能性がある。
GPUコア数が増えGPU性能が向上したM2チップは、ファン内蔵がMacBook Proの優位性になり得る。M2 MacBook Airは体積が20%削減されており、M1モデルより排熱構造は不利になっている恐れもある。
Touch Barが好きという変人ではない限り「M2 Macを買うならMacBook Airを買え」と言いたいところだが、パフォーマンスの違いは実機が出るまでハッキリとわからない。14インチMacBook Proは買わないと決めており、少しでもパフォーマンスが高いM2 Macが欲しいのであれば、M2 MacBook Proは”買い”かもしれない。発売直後は買わずに、実機レビューを見て決めたほうが良いだろう。

MacBook Proの”大刷新”、ベースモデルはお預けか。有機EL&薄型デザインはM6 Pro/Max限定の可能性

Appleの2026年、新製品ラッシュに期待。15製品投入で”折畳iPhone”も登場か

M5 MacBook Pro レビュー:Airを引き離した

MacBook Pro、2026年に”史上最大の進化”へ。ノッチ廃止の有機ELタッチスクリーン搭載で完全刷新か

M5 MacBook Pro、正式発表。メモリ帯域幅30%増&AI性能3.5倍、でも価格据え置き

Apple、新型M5 MacBook Proの発表を予告。「パワフルな何かがやってくる」

2026年のMac発表ラッシュが判明。M5 MacBook Pro年内発売、M6では有機EL採用か

M5 MacBook Pro、10月発売の可能性浮上。M4モデルの供給制限が示唆

FCC、AppleのM5 MacBook ProとiPad Pro詳細情報をリーク。発売前に型番が判明

M5シリーズMacBook Pro、新型ディスプレイの足跡が聞こえる。有機EL&タッチ対応Macは2026年?

有機EL搭載MacBook Pro、2026年後半登場を示唆する新情報

Apple、2026年前半に史上最大規模の新製品ラッシュを敢行か。iPhone 17eから折りたたみまで7製品が一斉登場

Apple、2026年末までに15の新型Mac開発中!M5・M6チップ搭載の全ラインナップが流出

M3 Ultraチップ搭載のMacBook Pro、どうやら存在していたらしい

”ちょっとデキるMac”がほしいならM4 MacBook Proを買おう。Airより推したいポイントも

僕らが待つべきMacBook Proは2026年モデルか。期待できる5つの大刷新

Apple製品に予算を割くならiPhoneよりMacを選ぶべき理由

14インチMacBook Proはエコノミークラスで使えるのか。実機検証レポート

M5チップ搭載の新型iPad ProとMacBook Pro、2025年後半に登場か




確かにw
M字ハゲのMacBookをジョブズが見たら床に叩きつけそう
タッチバーよりノッチ好きのほうが変態なのでは?
M1とM2ではチップの設計が異なります。
今回は最大構成の設計を8コアから10コアに変えたのでしょう。
なお、同じ設計のチップを量産し続けていたとしても、歩留まりが100%発生しないなんてことはまずあり得ないです。
円安前でしかも整備済製品と比較ってもはや意味ない比較だと思うんだけど
8コアモデルを作る理由は、GPUを必要としない人にちょっとだけ安い選択肢を提供するためかなと思いました!実際に大多数の人はGPUヘビーな作業ってしないので、そういう意味では8コアモデルで十分なんですよね。
M1の時の7コアは初物の歩留まりを上げるためで理解できたんだけど
M2でわざわざ8コアモデル作る意味は何なのか
Air欲しいけど10コアAirが値上げ前M1 Pro整備済み品とほぼ同じ値段っていう
コスパ悪すぎ