所有率は4割、きっかけは習い事や塾 中学生のスマートフォン利用実態ーーMMD研究所
【image via tinkerbrad】
日本では若くして携帯電話を持つ人も少なくない。僕は中学校1年生から自分のもらっていた僅かながらのお小遣いをすべて携帯料金に注ぎ込んでいたが、人によっては小学生から持っていたという人もいるかもしれない。
MMD研究所はインテルセキュリティと共同で2016年6月10日~6月14日に、中学1年生~3年生の子どもを持つ女性1,148人とスマートフォンを所有している中学生370人を対象とした「中学生のスマートフォン利用実態」を実施し、結果を公開していたので紹介する!
「子が中学生になってからスマホを持たせる」が基本
まずはそもそも今時の子ども達はいつ頃からスマートフォンを所有しているのだろうか。僕の時代であればこれが「スマートフォン」ではなく「ガラケー」だったのだが(NECのパカパカケータイがブイブイ言わせていたあの頃……)、時代は変わった。ポケベル入力とか知らないんだろうなあ。
調査結果によると、スマートフォンを子供に持たせ始めた時期は小学校6年生からが15.3%、続いて中学校1年になるとその割合は大きく跳ね、48.7%となっている。
子どもとしては一刻も早くスマホを手に入れたいという思いがあるだろうが、親としてはきっかけがなければ渡さないだろう。「子に携帯電話をもたせようと思った理由」で最も多かったのは「子どもが塾や習い事に通いはじめたから」。また、興味深いのは「その他」のフリー回答の欄で、「部活の連絡方法がLINEのため、スマートフォンを購入した」という回答が複数あったこと。完全に時代だ。
大人でも詐欺に引っ掛かり問題が起きているように、中学生などがスマートフォンを持つとなるとそれなりの危険が伴うことは事実。これについて親子間で話し合いが持たれているかどうかについて、「よく話す機会がある」「たまに話す機会がある」が75%以上であることが判明。やはり多くの親御さんは子どもとスマートフォンの使い方やインターネットを利用していて起こりうる危険性についてしっかりと会話しているようだ。
では続いては実際にスマートフォンを所有する中学生の回答を紹介する。