興味津々な子ども + iPhone = 「iPhoneは使用できません」問題
小さい子どもがいる家庭"あるある"だと思うが、外出直前だと大ピンチなので気をつけましょう!
最近のiPhoneには素早くロック画面をチェックし、必要に応じてホーム画面にアクセスできる便利な機能が用意されている。
1つは画面をタップするとスリープ解除できる機能。もう1つは、iPhoneを持ち上げるとスリープ解除できる機能。「Face ID」搭載のiPhoneであれば画面に覗き込めばロック解除され、画面をスワイプアップすればすぐにホーム画面が表示される。小さい手間が排除されることで確実に便利になっているのだ。
ところが、これらの便利さが、小さい子どもの手に渡ってしまうと予想外のトラブルが発生する。
それは、「iPhoneは使用できません」問題。
パスコードを間違えれば間違えるほど時間が伸びてしまう罠
小さい子どもにとってiPhoneとはコンテンツの宝庫で、ギリギリ手に持つことができ、触ると光り、見慣れない形が出現したり消えたり、画面をなぞったら画面が切り替わったり、とにかく放置しているとエンドレスに触ってられるだろう。
触ったら画面が点く、持ち上げたら画面が点く、というのは非常に直感的。2歳児でも余裕で分かる。
正直なところ、スリープが解除されるぐらいであれば問題ない。言うならば単に画面が点灯するだけだから。問題は「Face ID」なのだ。
画面が点灯し、誰かが覗き込んだ場合、iPhoneはそれを「顔認証によるロック解除トライ1回目」としてカウントしてしまう。
「Touch ID」の場合は指をホームボタンに触れなければカウントされないが、「Face ID」の場合は画面を触りつつ画面を見ているだけでカウントされてしまう。よって、タチが悪い。
僕のiPhoneは僕の顔で認証しているため、娘が覗き込み続ければ「Face ID」は失敗扱いになる。セキュリティの都合上、5回失敗したところでパスコードの入力が求められる。ここからが悲劇の始まりだ。
「Face ID」の認証画面からパスコードの入力画面に切り替わると、押すと画面上のボタンが光るナンバーパッドが出現する。これは子どもにとっても間違いなく楽しい。積極的にパスコードを間違える事態に。
パスコードの入力を6回以上間違えると、「iPhoneは使用できません」と表示されてしまう。最初は1分間待てば使えるようになるが、1分後再度間違えると次使えるようになるまで3分、その後は5分、15分、1時間と増え続ける。
特に外出する用事や誰かと連絡を取り合う予定が無ければ待てばいいものの、これからiPhoneを使わなければならない、という時にiPhoneが知らないうちにロックされていたら大ピンチだ。
僕の場合はすぐに気付いたが、これが外出直前に「1時間後にやり直してください」と表示された日には焦るだろう。
小さい子どもがいる家庭はスマホに興味津々は”あるある”だと思うのだが、iPhoneの高いセキュリティとの兼ね合いで使いたい時にiPhoneが使えなくなるという悲劇になりかねないので、くれぐれもご注意を!
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