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楽天モバイル、「機内モード」の常識を覆す新サービス。飛行中でも通信可能に

国際線18社の機内ローミングに対応。海外90カ国・地域で毎月2GBまで追加料金なしで利用可能

AirPlane online wifi

楽天モバイルは、フライト中の飛行機内でも楽天モバイルの回線が利用できる「機内ローミング」サービスの提供を開始した。これにより、「フライト中は機内モード」という従来の常識が変わりつつある。

サービス概要

このサービスは英国の通信会社「AeroMobile」との提携で実現したもので、ユーザーは飛行中でもスマートフォンの機内モードを条件付きで解除し、携帯回線を通じて衛星経由でインターネットを利用できるようになる。

利用方法は非常に簡単で、「my 楽天モバイル」アプリから「海外ローミング」をONにする(デフォルトでON)だけだ。機内ローミングでのデータ通信は海外ローミング利用分としてカウントされ、「Rakuten最強プラン」に含まれる月間2GBまで無料の海外ローミングのデータ容量に含まれるため、2GBまでなら追加料金は不要だ。

安全性について

安全面については、機内ローミングに対応する航空機には「ピコセル」と呼ばれる特別な機材が客室の天井付近に配置されている。これは客室内だけをカバーする非常に小さな携帯基地局のようなもので、乗客のスマートフォンは地上の基地局ではなく機内のピコセルと接続するため、端末の通信出力を非常に低く抑えられ、航空機の計器類への干渉を防止できる。

また、ECC(欧州通信委員会)の取り決めでは、機内ローミングは高度3000m以上で有効化できるが、AeroMobileではさらに安全マージンを取り、高度6000m以上でサービスを開始している。

離着陸時を含めた電子機器の使用が制限されている時間帯や、日本領空の通過時、携帯電話の機内利用を禁止している国の上空を飛行する場合には、機内ローミングサービスは自動的にオフとなる。

対応航空会社

現在、以下の18の航空会社の対象機で利用可能だ。現時点では国際線に限られ、日本上空では利用できない

航空会社 飛行機
エアリンガス エアバスA330
アシアナ航空 エアバスA350
ビーマン・バングラデシュ航空 ボーイング787
キャセイパシフィック航空 エアバスA350
エジプト航空 ボーイング787
エミレーツ航空 ボーイング777
エティハド航空 エアバスA350、ボーイング777、ボーイング787
エバー航空 ボーイング777
ITAエアウェイズ エアバスA330
クウェート航空 ボーイング777
ルフトハンザドイツ航空 エアバスA330、エアバスA340、エアバスA350、エアバスA380、ボーイング747
マレーシア航空 エアバスA350
スカンジナビア航空 エアバスA330
シンガポール航空 エアバスA350、ボーイング777、ボーイング787
スイス インターナショナル エアラインズ エアバスA330、エアバスA340、ボーイング777
TAPポルトガル航空 エアバスA330
ターキッシュ エアラインズ エアバスA330、エアバスA350、ボーイング777、ボーイング787
ウズベキスタン航空 ボーイング787

楽天モバイルは最近、オマーン、ガーナ、タンザニアを追加し、飛行機内を含む海外指定90の国と地域で海外ローミングが利用できるようになったことも発表している(2025年4月17日時点)。

この機内ローミングサービスにより、国際線利用時の通信環境がさらに便利になり、ユーザーは機内でもデータ通信を楽しむことができるようになった。

\ 機内ローミング /

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公開情報
更新日2025年04月24日
執筆者g.O.R.i
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