年末年始の「ギガ死」対策、レンタルWi-Fiを借りるより『楽天モバイルのサブ契約』が最強である理由
事務手数料0円・解約金0円、しかも従業員紹介キャンペーン経由なら最大14,000ポイント還元
年末年始、僕たちを襲う「通信の絶望」と言えば、大きく2つある。1つは新幹線や車での長時間移動中、子供たちの「YouTube見たい」「ゲームしたい」攻撃によるパケット枯渇。もう1つは、帰省先の実家のWi-FiがADSL並みに遅い、あるいはルーターがリビングにしかなく布団の中で動画が見られない問題だ。
これまでの対処法は「レンタルポケットWi-Fi」を借りることだった。しかし発送・返却の手間がかかる上に、年末年始(1週間程度)の相場は3,000円〜5,000円と意外に高い。荷物も増えるし、充電管理も面倒だ。
先日、友人から「年末実家に帰るときのネットが遅くてさ、とはいっても滞在時間短いからネットの設定見直すほどの余裕もないし、普段親はスマホの使い放題で事足りているらしくて変えるに変えられないんだが、俺が純粋に困る」という相談を受けた。色々と調べてみたところ、iPhoneの空きeSIMに、楽天モバイルを「サブ回線」として契約するという選択肢が、少なくとも僕らのケースでは最適解になりそうだと気づいた。
事務手数料0円、解約金0円。そして何より、三木谷キャンペーン経由なら契約するだけで最大14,000ポイントが還元されるというメリットがある。もちろん通信エリアなどの考慮は大前提だが、オンラインで契約できる手軽さを考えると友人には最適解のような気がする。
レンタルWi-Fiとのコスト比較
少なくとも僕のケースでは、一般的なレンタルWi-Fiを借りるよりサブ回線契約の方が合理的だと感じた。数字を見てもらいたい。
| 項目 | レンタルWi-Fi(無制限) | 楽天モバイル(最強プラン) |
|---|---|---|
| 年末年始(7日間)コスト | 約4,000円〜5,000円 (送料・手数料込の実勢価格) |
最大3,278円(税込) (1カ月使い倒してもこれ以上かからない) |
| 初期費用 / 解約金 | 受取手数料など発生の場合あり | 完全0円 |
| 手間 | 郵送受取・ポスト返却の手間 | オンライン契約のみ(eSIM即時開通) |
| デバイス | ルーターという「荷物」が増える | 手持ちのスマホ(デュアルSIM)で完結 |
| 特典 | なし(ただの出費) | 最大14,000pt還元 |
ルーターを持ち歩き、充電管理をするストレスから解放される。もし実家が意外と快適で3GBしか使わなかったら、勝手に1,078円に下がる。レンタルWi-Fiにはこの柔軟性がない。
「プラチナバンド」×「auローミング無制限」の現状
少なくとも2024年以降、「楽天モバイル=繋がらない」という状況は大きく改善されている。2024年6月から開始されたプラチナバンド(700MHz帯)の導入により、屋内や地下での繋がりやすさが向上した。さらに楽天エリア外でもauのプラチナバンド回線を無制限で使える「最強プラン」の仕様により、山間部の実家や新幹線の沿線でも快適に通信できるようになっている。
かつての「UN-LIMIT VII」までは、パートナー回線(auローミング)接続時に月間5GBの上限が設けられ、超過後は1Mbpsに制限されていた。しかし2023年6月の「最強プラン」導入に伴い、この制限は完全に撤廃された。
テザリングにも公式な容量制限は設けられていない。auやSoftBankの無制限プランでも、テザリングには「月30GB」などの上限があることが多いが、楽天モバイルの公式仕様上はそうした制限がない。MacBookで作業しようが、Switchでスマブラしようが、少なくとも公式には容量制限なしだ。
さらにお得に契約する方法:三木谷キャンペーンの活用
通常の新規契約キャンペーンは数千ポイント程度だが、実は「三木谷キャンペーン」を経由することで、ポイント還元額を大幅に増やすことができる。せっかく契約するなら、この仕組みを活用しない手はない。
- 他社からの乗り換え(MNP):14,000ポイント
- 新規契約(電話番号新規取得):11,000ポイント
僕が感じた最大の利点は、過去に楽天モバイルを解約した「出戻り」ユーザーや、2回線目以降の契約でも対象となる点だ。一般的な「初めての申し込みキャンペーン」では対象外となるケースが多いため、この柔軟性は見逃せない。
ポイント付与のタイミングと注意点
ただし注意点がある。ポイントは契約直後に一括で付与されるわけではない。紹介ログインの4カ月後から3回に分けて付与される仕組みだ。つまり、全額を受け取るためには契約から約半年間の継続利用が事実上の前提となる。
もう1つ重要な点として、契約から180日(約6カ月)以内の解約は「短期解約」とみなされ、再契約拒否(ブラックリスト)のリスクが高いとされている。ポイント目的の契約と判断されれば、未付与分のポイント没収や、最悪の場合は法的措置の対象となる可能性もある。したがって、楽天モバイルを試してみたいと考えるなら、最低でも半年程度は継続利用する前提で契約するのが無難だと思う。
離れて暮らす親も対象「最強家族プログラム」
楽天モバイルの家族割は、同居・別居を問わず、離れて暮らす親も対象となる。グループを組めば1回線あたり月額110円の割引が適用され、3GBまでの利用なら実質968円(税込)で維持できる。帰省したついでに親のスマホを楽天に変えてあげて、自分の回線と家族割を組めば、親孝行かつ自分も安くなる。
出発当日の新幹線でも間に合う
eSIMのスピード感は驚異的だ。物理SIMの到着を待つ必要はない。「やべ、新幹線のWi-Fi遅すぎ」と思ってから契約しても、本人確認(eKYC)を済ませれば数分で開通する。
デュアルSIM設定のコツは、iPhoneの設定で「モバイルデータ通信」を楽天モバイルに指定するだけ。主回線(電話番号)はいつものままでOKだ。
解約時の注意点
気に入らなければ解約も自由だが、いくつか知っておくべき点がある。まず解約月の料金は日割りにならず、データ使用量に応じた料金が満額請求される。したがって解約するなら月末付近(20日〜25日頃)に行うのがコストパフォーマンスの観点で最適だ。
繰り返しになるが、短期解約(180日以内)は将来的な契約拒否リスクがあるとされているため、試用するつもりでも最低半年程度は継続利用することを推奨する。全く通信を行わずに解約することは、SIMの転売や不正利用を疑われる要因となるため避けるべきだ。
サブ回線として「育てる」という選択
年末年始の通信環境への投資として、「レンタル」ではなく「サブ回線契約」という考え方もある。楽天モバイルは気に入ればメイン回線として使い続けられるし、そうでなくてもデータ使用量が少なければ月額1,078円で維持できる。年末年始だけでなく、災害時のバックアップ回線としても機能するため、一度検討してみる価値はあるだろう。
三木谷キャンペーンのリンクからログインしておけば、契約時に自動適用される。ただし繰り返しになるが、ポイント目的だけの短期契約は避け、最低でも半年程度は継続利用する前提で検討してほしい。その上で楽天モバイルの通信品質や使い勝手を体験し、自分のライフスタイルに合うかを判断するのが、賢い使い方だと思う。
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