watchOS 26、正式リリース。手首スナップで通知非表示、睡眠スコア実装
日本での高血圧通知は年内までに追加。Apple Intelligence翻訳など健康・AI機能が大幅強化
Appleは9月16日、watchOS 26を正式にリリースした。今回のアップデートでは、Liquid Glassによる美しい新デザインの採用、高血圧通知や睡眠スコアなどの健康機能の大幅強化、手首のスナップで通知を非表示にできる新ジェスチャーなど、多数の注目機能が追加されている。
Liquid Glassによって、スマートスタック、コントロールセンター、「写真」の文字盤、アプリ内のナビゲーションやコントロールなどがより表現力豊かになり、watchOSの使いやすさはそのままに新鮮な体験を提供する。また、高血圧通知機能は日本では年内に提供開始予定となっている。
watchOS 26の対応機種
- Apple Watch SE 2、Apple Watch SE 3
- Apple Watch Series 6、Apple Watch Series 7、Apple Watch Series 8、Apple Watch Series 9、Apple Watch Series 10、Apple Watch Series 11
- Apple Watch Ultra、Apple Watch Ultra 2、Apple Watch Ultra 3
watchOS 26のリリースノート
watchOS 26は、美しく新しい外観と、よりパーソナライズされた体験のためのさらなるインテリジェンスを提供し、ユーザーがアクティブで健康に過ごし、つながり続けられるようサポートします。また、高血圧通知や睡眠スコアにより、ヘルスケア分野でのイノベーションが大きく前進しました。フィットネスでは、ワークアウトアプリの新しいレイアウトにより、お気に入りの機能がこれまで以上に使いやすくなります。
また、Liquid Glassを使用した新しいデザインにより、スマートスタック、コントロールセンター、”写真”の文字盤、アプリ内のナビゲーションやコントロールなどの機能がより表現力豊かになり、watchOSのすぐに使える親しみやすさは引き続き保たれています。
さらに、watchOS 26では、スマートスタックのヒントやApple Intelligenceによるライブ翻訳などの”メッセージ”のアップデートにより、毎日のやり取りが一段と便利になります。
Liquid Glass
新しいデザインにより、watchOSのすぐに使える親しみやすさはそのままに、より表現力豊かでシームレスな体験が提供され、コンテンツに集中しやすくなります。
Liquid Glassにより、watchOS全体での操作がよりいきいきと表現され、コンテンツがリアルタイムで屈折および反射され、スマートスタック、コントロールセンター、ナビゲーション、アプリ内コントロールなどがさらに明確になります。
高血圧通知
高血圧通知により、慢性的な高血圧の兆候が継続的に30日を超えて観察された場合に通知を受け取ることができます(Apple Watch Series 9以降、Apple Watch Ultra 2以降で利用可能)。
高血圧通知機能は、22歳以上で高血圧の既往歴がなく、妊娠していないユーザーを対象としています。
睡眠スコア
睡眠スコアでは、睡眠時間、就寝/起床時刻の一貫性、および睡眠中断に基づく毎晩のスコアと分類が提示されるため、睡眠の質や回復力を高める方法を深く理解するのに役立ちます。
睡眠スコアは、睡眠アプリ、スマートスタック、または文字盤コンプリケーションで確認できます。
スマートスタック
スマートスタックは、進化した予測アルゴリズムを備えており、すぐに役立つ提案がある場合にスマートスタックのヒントをお届けします。例えば、遠隔地にいる場合は、バックトレースの記録を開始するためのヒントが表示されます。
設定可能なウィジェットにより、スマートスタックでのウィジェットの表示方法をカスタマイズして、自分にとって最も重要な情報を確認できます。例えば、”ホーム”ウィジェットで素早くアクセスしたいホームアクセサリを選択できます。
メッセージ
“メッセージ”のライブ翻訳では、Apple Intelligenceを使用して、受信したメッセージ(グループメッセージを含む)を自動的に翻訳し、自分の優先言語で返信を送ることができます。返信内容は届いたときに翻訳されます(Apple Watch Series 9以降およびApple Watch Ultra 2以降で、Apple Intelligence対応のiPhoneとペアリングされている場合に利用可能)。
文字盤
イグザクトグラフは伝統的なレギュレーターウォッチを現代風に再構成した文字盤で、正確な時刻を把握できるように時、分、秒がそれぞれ分かれています。
“フロー”では、Liquid Glassの数字が使用され、手首の動きに応じてカラーの球体が流れるように屈折します。
ウェイポイントは、”マップ”に保存した場所や見どころに対する相対的な位置を示すライブコンパスとして機能します(Apple Watch Ultraで利用可能)。
“Hermès Faubourg Party”には、時間帯や動きに応じて表示される、一連のキャラクターによるアニメーションショートムービーが含まれています(Apple Watch Hermèsで利用可能)。
“写真”の文字盤がLiquid Glassによる新しいデザインで強化され、数字が浮き上がるため、今まで以上に写真が見やすくなります。
“写真”の文字盤では、”写真”の”おすすめ”の内容に基づいて画像がシャッフルされるようになったため、手首を上げるか、画面をタップするたびに、最も有意義だった時間の画像を見ることができます。
デザインが一新された文字盤ギャラリーでは、文字盤がコレクションごとにグループ化されるので、文字盤を探したり見つけたりしやすくなりました。
その他の機能
ワークアウトアプリの新しいレイアウトにより、お気に入りの機能が使いやすくなりました。四隅のアイコンをタップすると、指標や表示、カスタムワークアウトやペーサーなどの体験、メディア、通知に素早くアクセスできます。
ワークアウトアプリでのメディア体験がより統合的でインテリジェントになり、ワークアウトの種類と個人的な好みに基づいてApple Musicから最適なプレイリストが選択されたり、最近そのワークアウトの種類の実行中に聴いたものに基づいてプレイリストやポッドキャストの提案が表示されたりといったことが可能になります。
メモアプリがApple Watchに登場し、手首の上で直接、メモにアクセスしたり、メモをピン留めしたり、チェックリスト項目を完了にしたり、音声入力またはSiriを使用して新規メモを作成したりできます。
手首フリックは片手で操作できる新しいジェスチャーで、通知を閉じる、着信を消音にする、タイマーやアラームを消音にする、または文字盤に戻るときに使用できます(Apple Watch Series 9以降およびApple Watch Ultra 2以降で利用可能)。
イグザクトグラフ、デジタルアクティビティ、リフレクション、ストップウォッチアプリやタイマーアプリなど、20種類以上の文字盤で、”常にオン”モードでの秒針表示が1Hzに対応しました(Apple Watch Series 10以降で利用可能)。
周囲の雑音に応じて、Apple Watchで通知、着信、タイマー、アラーム、Siriの音量を自動的に調整できます。
iPhoneが近くにある場合は、保留アシストと通話スクリーニングが電話アプリで使用できるようになります。保留アシストでは、担当者との通話を待っている間に、あなたの順番を保ち、担当者が対応可能になったときに通話へ戻れるように着信音でお知らせします。着信スクリーニングでは、不明な番号からの着信をスクリーニングできます。着信音が鳴る前に発信者の名前と用件が表示されます。
今回のアップデートのように、ソフトウェアアップデートでは、新機能やさまざまな改善が追加される一方で、パフォーマンスやバッテリー駆動時間に影響する場合があります。詳しくは以下のWebサイトをご覧ください。
https://support.apple.com/ja-jp/125039
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これは取材に基づいた内容ですので、Appleのサイト上での記載にはないかもしれません。
高血圧通知機能について、日本では年内に提供開始予定と書かれていて、個人的には期待しているところです。
この予定の情報をAppleのサイトで探したのですが、どこにあるか教えていただけないでしょうか?