【Pentatonix特集】特別インタビュー(アルバム編):「PTX Vols.1&2」と収録楽曲、ダフト・パンクメドレーの裏話など
これまでグループ編、個人編、と紹介してきたPentatonixの特別インタビュー。最初から盛り沢山な内容となっているが、3本目はこれまでの2本と比べてボリュームも少なく、さらっと読めるはず!
今回は7月30日に発売を控えている初の国内盤CD「PTX Vols.1&2」に関する内容や、世界的メガヒットとなった「Daft Punk」カバーメドレーの裏話などについて語っている!続きよりどうぞご覧あれ!
メンバープロフィール
SCOTT HOYING(スコット・ホーイング)。リーダー格で身長が最も高い金髪の男性メンバー。歌唱力に加え、リズム感も抜群。リードを取ることが多い。
MITCH GRASSI(ミッチ・グラッシ)。驚くほど美しい声を出す男性メンバー。下のコーラスに入ることが多いが、時折入るリードで魅せる優しい歌声で多くのファンを魅了。
KIRSTIE MALDONADO(カースティ・マルドナード)。バンドにおける紅一点。女性リードの時に力を発揮することはもちろん、トップを担当していることは多いが、男性2人の声が異常に高いため、下に入ることも。
AVI KAPLAN(アヴィ・カプラン)。ベース担当の男性メンバー。ヒゲが特徴。Pentatonixの重いサウンドを支えているリズムセクションの片割れ。
KEVIN OLUSOLA(ケヴィン・オルソラ)。ボイスパーカッション・ビートボックス担当の男性メンバー。Pentatonixのリズムを支える高等テクニックに注目。
「PTX Vols.1&2」について
それぞれの選曲の決め手は?
誰かがインスパイアされた曲を持ち込んだものもあれば、僕達の力が良く発揮出来るから選んだ曲もあるし、ファンのリクエストでやった曲もあるんだ。
決まった手順を踏んでるわけじゃないんだよね。『PTX Vol.1』では、まず先にカバー曲をやって、その後で、オリジナル曲を書こうとしたんだ。初めての作曲だったから、難しかった。
それで学んで、『PTX Vol.2』では、最初にオリジナル曲を先に書いて、どんなサウンドを届けたいかを理解してから、カバー曲を選ぼうってことにした。アルバムがどんなサウンドになるかを想定する助けになったんだ。だから、次のアルバムでも同じことをやろうとしてて、とりあえず今ある曲は、すごく好きになりそうだよ。ともかくそれが『Vol.1』と『Vol.2』でやったことで、僕達のサウンド成長が見てとれると思うよ。
一番思い入れがある曲はどれ?
僕は、「ナチュラル・ディザスター」。すごく生々しくて、オーガニックで、足を鳴らして手を叩きたくなる。ステージでこの曲を歌うのが、すごくクールなんだ。ファンが皆、曲を知ってて合唱してて、最後の部分で僕達が歌うのを止めて、ファンが歌うのを聞くんだ。背筋がゾクゾクするんだよ。だから、それが僕が一番好きな曲」
僕が一番好きな曲は、「ラン・トゥー・ユー」だね。
僕は「ヴァレンタイン」かな。すごく静かで親密で、ロマンチックな曲だから。僕達がライヴでこの曲を一緒に歌ってる時も、大好きだしね。
『PTX Vol.1』と『PTX Vol.2』の全曲、それぞれの理由で好きだから、選ぶのはすごく難しいよ。でも、「ラヴ・ユー・ア・ロング・タイム」が好きだよ。僕がレコーディングした中で一番好きな曲だな。すごく楽しい。
私はすごく「ダフト・パンク(・メドレー)」が好きよ。最高のアレンジで、歌うのがすごく難しいけど、すごく楽しいの。ビデオも作っててすごく楽しかったしね。
ライヴでよくやる曲は?
「ダフト・パンク」は、北米とヨーロッパのツアーの全公演でやったよね。
あと、「ラン・トゥー・ユー」。
「アハ!」(AL収録のイモージェン・ヒープのカヴァー)
それが一番多いわね!
そうだね、始まりから数えると、その曲を一番やってる!!
「ビデオ・キルド・ザ・レディオ・スター」(邦題は「ラジオスターの悲劇」)も、全公演でやったね!!
それぞれビルボードでTOP20以内を獲得しているけど、アルバム・デビュー前に大きな注目を集めていることに対してどう思う?
本当に驚きだったよ!!
全く予想してなかったことだよ。本当にクールだよ!
それに僕達は、エレクトロニック・ミュージックばかりの音楽チャート状況の中で、ヴォーカルだけっていう最高に純粋なポップ・ミュージックをやっているからさ、それなのにビルボード・チャートでそれだけ高い記録をつけられたことに驚きもしたし、この業界で勝ち組にいないハズの僕達のやってる音楽を、皆がいかに手に入れようとしてくれてるって分かって、すごく嬉しかった