Vision Pro次世代機種、コスト削減で値下げか。廉価版の開発も本格化との指摘
現行の3,499ドルから価格引き下げを実現。新型は3,000ppi超の高解像度ディスプレイを維持
Appleは2026年までに次世代Vision Proと、より手頃な価格の廉価版モデル「Apple Vision」を発売する計画がある。台湾の調査会社TrendForceが最新レポートで報告した。現行モデルの3,499ドル(599,800円)という価格設定が販売の制限要因となっている状況を打開する狙いだ。
次世代Vision Proは、高性能を維持しながらコスト削減を図る。1インチあたり3,000ピクセル以上の高解像度ディスプレイを採用しつつ、Sonyに限定していた部品調達先を拡大する方針だ。
ティム・クックCEOは今年初めのインタビューで、「3,500ドルという価格帯は大衆向け製品ではなく、明日の技術を今日手に入れたい人向けの製品だ」と説明。調査会社IDCは、今年のVision Proの販売台数が50万台を下回ると予測している。
一方、新たに計画されている廉価版モデルは、「手頃な価格と費用対効果」を重視。ガラスベースのOLEDディスプレイやLTPOバックプレーン技術搭載のLCDなど、性能とコストのバランスを考慮したディスプレイの採用を検討している。
ただし、著名アナリストのMing-Chi Kuo氏やBloombergのMark Gurman氏は異なる見方を示している。次世代Vision Proは2025年に発売され、現行のM2チップからM5チップにアップグレードされる一方、廉価版モデルの計画は2027年以降に延期されたとの見方を示した。
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