Apple Vision ”Air”、薄型軽量化とミッドナイトカラーで登場か
チタン採用で重量削減、新型コネクタも確認される低価格モデルの可能性
Appleがより薄く、軽量化された新型ヘッドセット「Vision Air」を開発中であるという情報が浮上した。プロトタイプコレクターでリーカーとして知られる「Kosutami」氏によると、このデバイスは「ミッドナイト」と呼ばれる青みがかった黒色の仕上げを特徴としているという。
Quota: only the few of internal structures would use titanium to reduce weight, most of the outside would be still aluminum features midnight black like surface.
— Kosutami (@Kosutami_Ito) April 16, 2025
Kosutami氏はXへの投稿で、「Vision Air」は薄型デザインを採用し、バッテリーエンクロージャーや内部構造の一部をチタン製に変更することで、デバイス全体の重量を削減すると説明している。デバイスの外装の大部分はアルミニウム製のままだが、「ミッドナイト」カラーが採用されるという。現行のVision Proはシルバーカラーのみの展開となっている。
新型コネクタも確認される
同リーカーは最近、次世代Visionデバイス向けとされる「ミッドナイト」カラーの新型Lightningスタイルコネクタの画像シリーズも公開している。現行のVision Proは12ピンのコネクタを使用しているが、新型は8ピンのコネクタを採用するとされており、これはより大規模な再設計の一部である可能性を示唆している。
Much smaller and thinner than the OG Vision Pro Plug(battery side) https://t.co/eIPxpQMuuc
— Kosutami (@Kosutami_Ito) April 16, 2025
Appleは2025年秋から2026年春にかけて、M5チップを搭載した第2世代Vision Proヘッドセットをリリースする予定だが、より低価格なヘッドセットの開発も広く噂されている。Kosutami氏が言及している「Vision Air」は、この低価格モデルを指している可能性が高い。
情報源の信頼性
Kosutami氏のApple関連の噂に関する実績は賛否両論あるが、2023年にAppleが革製Modern Buckleバンドを「FineWoven」バージョンに置き換えることを最初に指摘したのは同氏だった。また、公式発表前のFineWoven Apple Watchバンドの実物画像や、iPhone 15 Proと共に発売された新型Thunderbolt 4ケーブル、iPhone 16 Proの改良された放熱設計と再設計されたバッテリーなどの情報も提供している。
Appleのヘッドセット戦略
Appleは現在、より幅広いユーザー層に向けたヘッドセット製品ラインの拡充を図っていると考えられる。高価格帯の現行Vision Proに加え、より手頃な価格のモデルを投入することで、市場シェアの拡大を目指している可能性がある。
軽量化とデザイン刷新は、現行モデルの重量感に対するユーザーからのフィードバックに応える形となっており、より長時間の使用を快適にするための改良と見られる。また、カラーバリエーションの追加も、製品ラインの多様化を示す重要な変化だろう。