Apple Watch Ultra、2024年に新モデルが登場しない可能性

「健康管理機能の開発に時間を要する」「マイクロLEDディスプレイの問題に対処するため」

Appleは、2024年に「Apple Watch Ultra 3」を正式に発表しない可能性がある。Apple情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏によると、Appleが「Apple Watch Ultra 3」の開発を今年末までに開始しなければ、「2024年に新モデルが登場しないことが実質的に確定したと言える」と述べている。

AppleがApple Watch Ultraの新モデルを投入しない可能性がある理由は、「健康管理機能の開発に時間を要する」ことと「マイクロLEDディスプレイの問題に対処するため」としている。ディスプレイ関連サプライチェーン調査会社のCEOを務めるRoss Young氏は、マイクロLED技術を採用したディスプレイを搭載するApple Watchの登場は2025年春頃になると予測している。

Appleは2023年9月にApple Watch Ultra 2を正式発表。watchOS 10.1でダブルタップジェスチャに対応し”完全体”となったが、昨年の初代モデルから劇的な進化を遂げているとは言い難い。高速化された新しいS9チップの搭載、最大3,000ニトのピーと輝度、内蔵ストレージの増加などは健全なアップデート内容だが、革新的ではなかった。

Appleは2023年、Apple Watch SEの新モデルを投入しなかった。Apple Watch Ultraも今後、2年ごとのアップデートになる可能性はあるだろう。