賛否両論!Instagram、日本国内における広告の表示を開始へ
Instagramは数日前、今後数週間のうちに日本国内でも広告の表示を開始することが発表された。広告としての投稿は全て「広告」ラベルが付与され、ユーザーは表示されている広告の詳細を詳しく知ることもできれば、見たくない広告を非表示にすることができる。
Instagramの広告はいずれか日本でも展開されることは予想できた。海外では2013年の11月時点で初の広告投稿が確認されている。
ところが、広告表示を開始すると伝えたInstagramの投稿は批判コメントが殺到している。
芸能人の投稿に対するSPAMコメント駆除の要請も
個人的にはInstagramが広告の表示を開始することは当然の流れだと思っている。いつまで経っても無料サービスとして赤字を垂れ流す訳にもいかないので、どこかのタイミングで収益化していただろう。
ただ、広告を出稿する場合は非常に慎重ならなければならない。Instagramは1枚の写真でメッセージを伝えるソーシャルネットワークだ。そして、Instagramには魅力的な写真が多数存在する。
仮に広告に断固反対しているユーザーはInstagramの世界観を崩されることを嫌がっているとすれば、広告を出稿する側はこの世界観の中に入り込むことを考えた上で、しっかりとクリエイティブを作り込む必要がある。見た瞬間に思わず「いいね」したくなるような素晴らしい写真を用意しなければInstagramとしても出稿側のブランドイメージも傷ついてしまう。
「まずは既にInstagramを有効にご活用頂いている幾つかの企業」から広告出稿を開始するとのことなので最初のうちは気にならないかもしれないが、一般向けに解放された瞬間、タイムラインが荒れる可能性がある。
コメントを読み進めていると広告に理解を示す人もいれば断固反対する人もいる中で、芸能人の投稿に対するSPAMコメントの駆除を要請する声やテキストコピーをお願いするコメントなどが多数見受けられた。また、ざっとしか確認していないが、年齢層が非確定若い人も多いようで、やはり国内においても「今時の若者」はInstagramを積極的に使っていることを改めて実感した。
記事執筆時点ではいいね数が6.5万件以上、コメント数も860件以上と盛り上がっているが、Instagramの広告がうまく回るかどうかはとても興味がある。今後はしばらくInstagramのフィードをチェックするようにしてみよう!