丸の内KITTE「アルカナ東京」で体に優しい現代風フレンチを堪能!ヘルシーと美味しいが共存する新スタイル
美味しさと健康が一皿に共存した野菜たっぷりのメニューを堪能せよ
フランス料理といえばトリュフやらフォアグラやら、味が濃厚で最高に美味しいメニューが多いイメージがある。カロリーって美味しいね!
ただ、今の世の中は健康志向。美味しいは正義だが、可能であればヘルシーなメニューだとより良い。
そのような今時のニーズに応えた現代風フレンチを提供するレストラン「アルカナ東京」に先日行ってきたので、レポートする!美味しさと健康が一皿に共存した野菜たっぷりの新スタイルは男女ともに満足できるはず!
野菜不足に悩む現代人にオススメ!デートでも使える!
「アルカナ東京」は2013年に東京・丸の内KITTEのオープンと同時に誕生した、フレンチレストラン。何を隠そう、店長は僕の大学時代の後輩。仲間内では美味しいと評判だったので今回行ってみることに。
席に案内されると目の前にはカトラリーとグラスに囲まれた大きなお皿の中央に何やらオシャレな紙を発見。本日の献立が書かれているのだ。
このメニューはなんと季節によって変わる。デザイナーに季節ごとにイメージを伝え、描き変えてもらっているとのこと。初夏にピッタリな春と夏の切り替えを感じさせるデザインが素敵だ。
普段はあまり飲まないが、オシャレな空間ということでワインを頂く。
そして運ばれてきたおしぼりがオシャレすぎて思わずパシャリ。いやもうフレンチ、凄すぎる。庶民の僕にはよく分からない。
時間が掛かるため、料理が運ばれてくる前にコースのデザートについて選ぶよう案内された。僕が選んだのは「カシスショコラ」。
準備が整ったところで、早速献立にあるメニューを紹介する。まず運ばれてきたのが「雪の下角川蕪 村上養蜂のみかん蜂蜜」。まず、こんなオシャレな食べ物を食べたことがないので大興奮。食べ物と言うよりは作品のような美しさがある。
このスプーンにあるのが「村上養蜂のみかん蜂蜜」だそう。お皿がスプーンを象っていて可愛い。
加湿器のようなお皿で運ばれてきたのは「たまごと木の子のグラタン 三浦のパセリ」。信じられないことに、たまごの殻の中にグラタンが入っているのだ。
ちなみに周りにある土のようなものも一応食べられるそう。味は全くしなかった。
何に使うかと言うと、運ばれてきたプチフランスパンに付けて食べるとのこと。パンに自家製のトマトソースを食べるのがフレンチか。フレンチ、凄い。
こちらは「ふじやまプロシュート アップルマンゴーとオマール海老」。ぎっしりと身の詰まったえびにフルーツの甘みが加わり、優しい味に。
「甘い飲みやすいワインを」とお願いしたところ、出してもらったのが奥野田ワイナリーの「La Florette Hanamizuki Blanc」という日本製のワイン。確かに口当たりがよく、飲みやすかった。
ワインについて店員さんに教えてもらっているところで運ばれてきたのが「天城軍鶏 豆乳と湯葉のクラム・チャウダー」。「クラムはあるが、チャウダーはどこ?」と思っていた次の瞬間……
これほど豪華なクラム・チャウダー、見たことない。食べたことない。
ミルクパンが運ばれてきた。このミルクパンはとてつもなく美味しい。お店としても一番人気のパンだとか。
続いて「雲丹 パースニップ セルフィーユ」が手元に運ばれてきた。オシャレにも程がある。
蓋を開けてもオシャレ。食べやすいが、雲丹もしっかりと入っていて濃厚。
こちらは「スズキ 赤ワイン出作ったスープ ド ポアソン」。濃厚に見えてさらっとしているスープに絡むスズキの美味しさは期待通り。
ディップはにんにくの効いたアイオリソース。にんにくパンチが比較的強かったので、タイミングによっては控えめにした方が良いかも?
メインの前に運ばれてきたのは「黄色いトマトのカプレーゼ」。すべてが新感覚だったが、ジャキジャキ音を立てながら混ぜて美味しく頂いた。スズキやパンのディップなど、今回頂いたメニューの中では少し刺激が強いものがあったので、メインの前に口直しという位置づけだそう。
そしてついにメインディッシュ 「仔羊 赤桃 隠元 厚木しいたけ 焼ピーナッツ」が運ばれてきた。ラムということで独特の臭みは若干あるが、僕はそれが好きな上に高タンパク低脂質であることを理由にチョイス。添えられたしいたけや焼ピーナツが香ばしく、お肉の良いアクセントになっていた。
この日、わざわざ休みをとって食事を共にしてくれた後輩の店長は「ジャラン鴨 赤桃 隠元 厚木しいたけ 焼ピーナッツ」を注文。一口もらったが、これもまたジューシーで濃厚なお肉だった。
この後は最初に選んだデザートが運ばれてくるので、一呼吸置くために、「メロンのソルベ、トンカ豆の香り」を頂く。2層に別れているため食べながらそれぞれを味わうことができ、濃厚に見えて非常にあっさりしている。肉の濃厚さが浄化され流れていった。
しばらくすると拍手とともに冒頭で注文した「カシスショコラ」が運ばれてきた。
その裏には「gori.me独立1周年おめでとう」のプレートが!実は来店したこの日は独立1周年を迎えて数日経った頃だったので、わざわざgori.meのロゴのお面まで作ってくれて祝ってくれたのだ。嬉しい!後輩よ、ありがとう!いや、店長さん、ありがとうございます!
そんなお面を付けた後輩店長と2人で。このお面のクオリティが物凄く高く、大興奮してしまった。今も大事に部屋に飾ってある。
なお、肝心な「カシスショコラ」はフルーティな香ばしさとショコラならではの濃厚さが凝縮された、フォンダンショコラカシス。メニューにも「重め」と書いているが、確かに重い。まさに僕好み。
そして更に運ばれてくるスイーツ。これまでの健康的なメニューで控えたカロリーをここぞとばかりに摂取しているような気がするが、嬉しいのでそういうことは気にしない。
濃厚なスイーツが続いたのでブラックコーヒーでも良かったが、胃が弱いのでカフェオレ。
僕が行ったことがあるフレンチはせいぜい「俺のフレンチ」ぐらいだ。濃厚でヘビーなメニューが多いというイメージがあるが、「アルカナ東京」はそれに相反すると言っても過言ではない。
ヘルシーだからと言って味に妥協している様子は全く見られない。味付けは絶妙で健康料理独特の薄味ではない。バターやクリームを極力使わずに、三浦半島から送られてくる朝取りの新鮮野菜を思う存分使ったメニューが中心となっているため、フルコースを食べても胃もたれとは無縁。心地よい気持ちで帰路につくことができる。
ポロシャツで入れるぐらいのカジュアルさも兼ね揃えた少しオトナな空間で、ヘルシーかつ贅沢なフレンチを楽しめる「アルカナ東京」。あの子が喜んでくれそうな素敵なレストランを探しているメンズは検討してみてはいかがだろうか。