覚えてる?伝説のスマートウォッチPebbleが帰ってくるぞ
2025年後半に新デバイス発売予定。シンプルで実用的なスマートウォッチの価値を再提案
スマートウォッチの先駆者として知られるPebbleが、新たな形で復活する。GoogleがPebbleのソフトウェアをオープンソース化することを決定し、創業者のEric Migicovsky氏が新会社を立ち上げて再出発を図る。
復活の背景
Migicovsky氏は2016年にFitbitへの売却後も自身のPebbleを愛用し続けてきた。しかし、8年以上ソフトウェアの更新が行われていないことから、将来的な互換性の問題を懸念。昨年Beeper社をAutomatticに売却した後、Pebbleの再始動を決意した。
新会社の展望
新会社は「RePebble」というウェブサイトで情報発信を開始。2025年後半には新デバイスの出荷を開始する計画だ。特徴は以下の点にある:
- 通知表示や音楽コントロールなど、シンプルな機能に特化
- 長時間バッテリーの実現
- オープンソースコミュニティとの協業
- 持続可能な少人数での開発体制
オープンソース化の意義
Googleによるソフトウェアのオープンソース化により、以下が可能となる。
- 誰でも新しいPebbleデバイスを開発可能に
- コミュニティによる機能拡張や改良が期待できる
- 既存Pebbleユーザーのデバイス寿命延長
なおすでにPebbleファームウェアは、すべてGitHub上で公開されている。
市場での差別化戦略
現在のスマートウォッチ市場は、Google、Apple、Samsungによる寡占状態にあり、健康機能や複雑な機能の追加が主流となっている。これに対し新生Pebbleは、シンプルさと実用性を重視した独自路線を貫く方針だ。
Migicovsky氏は「再発明ではなく、精神的なクローンを作る」と語り、2025年の現在でも通用する、シンプルで使いやすいスマートウォッチの価値を訴求していく考えを示している。
(Source: The Verge)
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