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【iOS 11】NFCチップの利用をサードパーティに一部解放へ

「WWDC 2017」の基調講演の中でAppleは「watchOS 4」が提携したジムの機材と連携する機能が用意されていることを披露した。このことからAppleはNFCチップを「Apple Pay」以外の用途でも利用可能にする方針にすることが明らかになっていたが、開発者向けに新たなフレームワーク「Core NFC」を提供し、サードパティに対してNFCチップの利用を一部解放することが明らかになった。

「Core NFC」によると、「NFC Data Exchange Format(NDEF)」形式のデータを読み取ることが可能だと明記されている。

このフレームワークによって既存のNFCチップ搭載デバイスやNFC対応サービスと連携可能になるのかは未知数。個人的に期待したいのはNFCチップ搭載のヘッドホンと瞬間的にペアリング可能になることだが、Appleがその体験を「AirPods」や「Beats Solo3」に搭載されている「W1」チップに限定する可能性もあり、実現するとは断言できない。

これによってどの程度NFC対応デバイスとの連携が広がるかは不明だが、今まで完全にクローズドだった状態に比べれば大きな進歩だ。iPhone 8が出る頃にはAppleからも対応デバイスが発表され、幅広いデバイスとシームレスに連携できる世の中になっていることを期待したい!

Engadget via 9to5Mac

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更新日2017年06月10日
執筆者g.O.R.i
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