Appleの「Amazon Echo」対抗製品はWWDCで発表、2017年後半に発売か
KGI証券のMing-Chi Kuo氏が公開した最新のレポートによると、「Appleとして初の自宅用AI製品」となるSiri搭載スピーカーはやはり「Amazon Echo」に対抗する製品として登場し、2017年後半に発売する予定だと明らかにしている。
Appleのスピーカー、と言われると「AirPods」や「EarPods」の音質からは非常に無難な音を想像してしまうが、Kuo氏のレポートによると音は”素晴らしい”とのことで、7つのツイーターと1つのサブウーファーを搭載するという。「Amazon Echo」よりもプレミアムな製品として位置づけるため、価格もAmazon Echoよりも高く設定される見通し。
7つのツイーターと1つのサブウーファーを搭載
Appleが「Amazon Echo」対抗製品を発表すると初めて報じられたのは2016年5月のことだが、その後、「Amazon Echo」対抗のスタンドアロン型スピーカーは発表しない方針であることが今年2月に報じられていた。
ところが、Sonny Dickson氏が4月27日、Appleが「Amazon Echo」に対抗する製品を準備していると報告。その後の追加情報で「WWDC 2017」で披露される可能性があると伝えていた。
Kuo氏は「WWDC 2017」で発表される可能性は「50%以上」としていることから、レポート公開時点ではまだ確証が得られていないようだ。Dickson氏が「Mac Proのようなデザイン」と伝えていた外観に関する情報は明らかにしていない。
ただし、このSiri搭載スピーカーは「iPhone 6」や「iPhone 6s」に近いプロセッサを搭載し、Siriは当然のこと、iOS、Mac、そしてAirPlayとの互換性があると説明している。製造はAirPodsと同じInverntec社が担当するとのこと。
また、AI市場が急速に拡大していることもあり、Siri搭載スピーカーは2018年時点でiPadを上回る売れ行きになる可能性があると指摘している。
(via 9to5Mac)