Apple、「Amazon Echo」に対抗した「Siri/AirPlay」デバイスを準備中か
Appleが「Amazon Echo」に対抗する製品を準備しているとSonny Dickson氏が明らかにしている。
Apple is currently finalising designs for their Alexa competitor, expected to be marketed as a Siri/AirPlay device.
— Sonny Dickson (@SonnyDickson) April 27, 2017
同氏はこの製品を「Alexa」対抗製品と伝えているが、「Alexa」は「Siri」に対抗するAmazonの音声アシスタント。「Siri/AirPlayデバイスとしてブランディングする」とも発言していることから「Amazon Echo」に対抗する製品を準備しているのではないかと予想されている。
iOSをベースに改良されたOSが動作?
Appleが「Amazon Echo」対抗デバイスを開発していると報じられたのは2016年5月のこと。顔認識機能を搭載しているという噂もあった。9月時点では試作機をテストしていると報じられていたが、今年に入って「Amazon Echo」対抗のスタンドアロン型スピーカーは発表しない方針だと伝えられていた。
Dickson氏は追加情報としてこの新しい「Siri/AirPlay」デバイスはBeatsの技術を搭載しているとのことで、iOSをベースとした改良されたOSが動作することを明らかにしている。
It is believed to carry some form of Beats technology, and is expected to run an variant iOS
— Sonny Dickson (@SonnyDickson) April 27, 2017
以前から報じられている噂ではあるが、正直なところ、存在意義が謎だ。というのも、既に多くの人が手に持っているiPhoneにはSiriがインストールされ、呼びかければ反応してくれる。
気になるのはBeatsの技術が使われている、ということ。「Beats Solo3 Wireless」や「BeatsX」、「AirPods」などに搭載されている「W1」チップが搭載され、自宅にあるiPhoneやiPadと瞬時にペアリングしてくれる、ということなのだろうか。
いずれにせよいまいち必要性が見えてこないデバイスだが、Appleは一体何を準備しているのだろうか。
余談だが、「Amazon Echo」は年内に日本上陸すると噂されている。